きょうのしゅちょう
            文は田島薫

(旅、について)


旅、って言葉を聞くと、たいていの人々は遠くを見るような目をして、あこ

がれるような気分になるのはなぜだろう、って考えると、多分やらなくちゃ

ならない仕事や用事や諸々の悩みを抱えてる日常生活から離れて、自由な気

分を味わえるはずだ、って期待感が多いせいだろう。

私も若い頃は、そんな気分でささやかな一人旅をいくつかしたもんだったん

だけど、そうすると、自由ってものの心細さや不安や孤独感、ってものも実

感するし、旅先ですぐに他の旅人たちと気楽に会話しあったりしてる人を見

ても、私はそれがなかなかできないし、それをわざわざやって日常生活の延

長のようになるのもおもしろくない、って感じてた。

それで、私にとっての旅は非日常的環境での孤独を満喫した、ってことで、

一旦終わった気分だったんだけど、旅についてまだ本当のよさをわかってな

いのかもしれないと感じて、著名な旅人たちの本を読んだり話を聞いたりし

てると、旅先での現地の人々や生活との触れあいを実体験することのようだ、

ってことがわかったんだけど、がむしゃらの貧乏旅でどんどん現地の人々な

どに接触して行くタイプには向いてて、私には不向きだったにしても、その

チャレンジは可能だった若い頃にくらべ、食べ物の好き嫌いも多く、健康維

持に慎重な今はそんな旅はできそうもないんで、体力的にも余裕を持ったス

ケジュールの旅をしたい、ってことになって、細々とした準備に思いを巡ら

すと、なんだか、面倒な気分になってしまうのだ。

そうなると、旅、って言葉は、私にとってはなかなか現実味のないロマンチ

ックな夢のようなものになちゃってるのかもしれないんだけど、それでも、

自分の暮す世界と違う世界の人々や生活と平常心で関わっていろいろな刺激

を受けたり考えたりする旅へのあこがれはある。

でも、私が他の人より実際はさほど旅の実行に積極的になれないのは、多分

自由な気分で読み聞きしたり、想像したり考えたり、書いたり描いたりもし

てる自分の日常生活だけで満足してるせいじゃないかと思う。

で、旅が十全にすばらしいもので、旅をすればそれだけで環境は非日常にな

るとしたら、多くの旅好きが旅に本を携帯するのはなぜなのか、って言えば、

非日常感をより深めるのは読書だし、出逢う人々についての深い理解も読書

ぬきでは難しいからなんじゃないか、って思うのだ。

それに、多分、読書だけでも、充分に旅そのものなのだ。




ご感想は「しゅちょう感想」と書いてこちらへ(今号中か次号に掲載)


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2010年の

2011年の

2012年の

2013年の

2014/1/6/戦国物語の悲劇性について
1/14/向上心について
1/20/アントニオ猪木はえらい
1/27/情報の選択力について
2/3/幸福論について
2/10/理念のある政治について
2/17/平和主義について
2/24/アスリートへの敬意について
3/3/国のため、って言葉について
3/10/佐村河内守の嘘について
3/17/集団行動の馬鹿化について
3/24/ロシアへの強硬策の問題点について
3/31/保身で固まる人々について
4/7/思い込みの人々について
4/14/自他の法話について
4/21/韓国客船沈没について
4/28/集団的自衛権について
5/6/集団的自衛権について 2
5/12/異民族とのつきあい方について
5/19/集団的自衛権について 3
5/26/現政権と国民の声について
6/2/だれかのためにやる力について
6/9/だれかのためにやる力について 2
6/16/ストレスとのつきあい方について
6/23/失言に見る政治家の本質について
6/30/世界常識の扱い方について
7/7/世界常識の扱い方について 2
7/14/テロとの戦い、ってことについて
7/22/国民の命を守る、ってことについて
7/28/国民の命を守る、ってことについて 2
8/4/国民の命を守る、ってことについて 3
8/11/朝日の誤認批判、について
8/18/自民党政治の終焉について
8/25/難病治療について
9/1/精神疾患について
9/8/米国の空爆政策について
9/16/米国の空爆政策について 2
9/22/米国の空爆政策について 3
9/29/個人の危機管理について
10/6/言葉の力について
10/14/安倍自民党による国際評価期待の読み違えについて
10/20/環世界について
10/27/加工食品と健康管理について
11/4/自民党政治の終焉について 2
11/10/生きる意味ついて
11/17/世界の不均衡について
11/25/世界の不均衡について 2
12/1/世界の不均衡について 3
12/8/自民党政治の終焉について 3
12/15/手ばなすことについて
12/22/安倍自民党の好景気妄想について
12/29/表現の自由の行き過ぎについて

2015/1/5/気分よく生きる方法について
1/13/表現の自由の行き過ぎについて 2
1/19/老人を元気にさせる方法
1/26/戦争をなくす方法について
2/2/戦争をなくす方法について 2
2/9/戦争をなくす方法について 3
2/16/戦争をなくす方法について 4
2/23/戦争をなくす方法について 5
3/2/戦争をなくす方法について 6
3/9/争をなくす方法について 7
3/16/戦争をなくす方法について 8
3/23/戦争をなくす方法について 9
3/30/戦争をなくす方法について 10
4/6/戦争をなくす方法について 11
4/13/戦争をなくす方法について 12
4/20/戦争をなくす方法について 13
4/27/戦争をなくす方法について 14
5/4/戦争をなくす方法について 15
5/11/戦争をなくす方法について 16
5/18/戦争をなくす方法について 17
5/25/戦争をなくす方法について 18
6/1/和を尊ぶ、ってことについて
6/8/淋しさを救う入口について
6/15/へ理屈集団による政治の危険について
6/22/認識の果てしない旅について
6/29/みんなと一緒の常識に安住する人々について
7/6/盲目的愛国心の危険性について
7/13/安倍首相の牧歌性について
7/21/安倍首相の牧歌性について 2
7/27/安倍首相の牧歌性について 3
8/3/コミュニケーションの幹について
8/10/中国の軍事費増大について
8/17/デザインの盗作について
8/24/人殺しについて
8/31/恐怖心の危険性について
9/7/野田聖子はえらい
9/14/本当の積極的平和主義について
9/21/自民党の歴史的失政について
9/28/健康の温故知新について
10/5/乱発空爆の無効性について
10/13/国民総活躍について
10/19/健康の温故知新について 2
10/26/短気と戦争の関係について
11/2/短気と戦争の関係について 2
11/9/時間を大切に使う、ってことについて
11/16/テロをなくすこと、について
11/24/日本人の衆愚性、について
11/30/軽率な差別発言について
12/7/テロをなくすこと、について 2
12/14/礼をつくす、ってことについて
12/21/SEALDsはえらい
12/28/生きがい、について

2016/1/4/今年の注意点、について
1/12/長嶋茂雄の天才について
1/18/危機管理の基本、について
1/25/自由の危機、について
2/1/預かりものとしての人生、について
2/8/北朝鮮の人工衛星打ち上げ実験、について
2/15/自由の危機、について 2
2/22/がんの治し方、について
2/29/自民党員の思考停止、について
3/7/退行的国防論、について
3/14/退行的国防論、について 2
3/22/趣味や旅行の楽しみ方、について
3/28/正論の危険性、について
4/4/清貧の政治思想、について
4/11/反対意見の生かし方、について
4/18/危機管理の基本、について 2
4/25/どん底からの脱出法、について
5/2/緊急事態法の危険、について
5/9/国の偉大さ、ってことについて
5/16/オバカとコリコウ、について
5/23/嫌われる勇気、について
5/30/英語使いの失敗、について
6/6/日本人ジャーナリストの拉致、について
6/13/批判と反批判、について
6/20/ストレス、について
6/27/個人主義と排他主義、について
7/4/自民党の危険性、について
7/11/自民党の危険性、について 2
7/19/安倍政権報道の危険性、について
8/1/鳥越さんバッシングと一般庶民の傲慢、について
8/8/常識論で嘲笑するタイプ、について
8/15/尖閣諸島の占有、について
8/22/核兵器の先制不使用、について
8/29/体調不良の治し方、について
9/5/目に見えない大切なもの、について
9/12/非行の減らし方、について
9/20/経済優先主義の傲慢、について
9/26/再び食養、について
10/3/安倍首相の演説、について
10/11/小池都知事はえらい
10/17/がんばらない方がいい、って場合について
10/24/自己中人間の非寛容、について
10/31/核兵器禁止条約、について
11/7/揚げ足取り議論、について
11/14/短絡政治と偽善政治、について
11/21/同一労働同一賃金への遠い道、について
11/28/簡単に自由を手に入れる方法、について
12/5/人生の短さ、について
12/12/人生の探し物、について
12/19/わが国の教育費の乱暴、について
12/26/マンウォッチングの楽しさ、について

2017/1/3/世界からの安倍政権への信頼度、について
1/10/正直の強さ、について
1/16/一期一会、について
1/23/トランプ大統領就任、について
1/30/正義の空回り、について
2/6/昼食時間の約束、について
2/13/親愛、について
2/20/金正男暗殺、について
2/27/健康の問題、について
3/6/あきらめない心、について
3/13/対北朝鮮外交、について
3/21/私の理想的な余生の過ごし方、について
3/27/そんたく、について
4/3/空(くう)、について
4/10/国家の主体性、について
4/17/あきらめない心について 2
4/24/安倍政権の対北朝鮮姿勢について
5/1/自民党議員の失言について
5/8/自民党のキャンペーンに騙される人々について
5/15/目前のことしか見ることのできない人々について
5/22/共謀罪法案強行採決について
5/29/自民党のキャンペーンに騙される人々について 2
6/5/自民党のキャンペーンに騙される人々について 3
6/12/最良のテロ対策について
6/19/暴走国会について
6/26/忖度社会について
7/3/不屈の心について
7/10/自民党の隠蔽体質について
7/18/正義の欺瞞性について
7/24/自民党政権の欺瞞性について
7/31/安倍首相の対北朝鮮政策について
8/7/老人力について
8/14/正論の誤りについて
8/21/無名の幸せについて
8/28/老人の養生について
9/4/北朝鮮の正当性と日米の不当性について
9/11/北朝鮮への制裁強化の問題点ついて
9/19/北朝鮮への制裁強化の問題点ついて 2
9/25/安倍首相の危険性ついて
10/2/安倍首相の危険性ついて 2
10/10/安倍首相の危険性ついて 3
10/16/安倍首相の危険性ついて 4
10/23/次にわれわれができることについて
10/30/建設的なコミュニケーションの方法について
11/6/意志表示の大切さについて
11/13/他人と競わないってこと、について
11/20/核抑止力の嘘、について
11/27/憲法より先にやるべき法整備、について
12/4/パワハラがダメなわけ、について
12/11/金銭の魔力、について
12/18/隠された善意、について
12/25/旅、について

2018/1/2/忍耐と寛容、について
1/9/言霊の力、について
1/15/間違ったプライド、について
1/22/間違ったプライド、について 2
1/29/間違った恐怖心、について
2/5/間違った恐怖心、について2
2/13/人と繋がること、について
2/19/人間の器、について
2/26/自分で考え表現する大切さ、について
3/5/芸術の本質、について
3/12/マインドフルネス、について
3/19/平常心を保つコツ、について
3/26/自民党政治の頑迷性、について
4/2/尊敬されない自民党政治、について
4/9/人と繋がること、について 2
4/16/日本人の「和」の問題点、について
4/23/米朝会談と日本の役割、について
5/1/恋愛感情と強制わいせつ、について
5/7/山口達也さんの誠意、について
5/14/医療費がタダの国、について
5/21/銃社会米国の病理、について
5/28/北朝鮮への非核化要求は正当か、ってことについて
6/4/退勢からの立て直し、ってことについて
6/11/サッカーWC・日本チーム、について
6/18/米朝会談、について
6/25/沖縄慰霊の日14才の直感、について
7/2/安倍政権支持者、について
7/9/天才の育て方、について
7/17/はじめてのおつかい、について
7/23/安藤忠雄のすごさ、について
7/30/ニール・ヤングのえらさ、について
8/6/芸人CとKのえらさ、について
8/13/安倍首相の原爆の日演説の詭弁、について
8/20/怒りやすい人々、について
8/27/日本人の誇りを口にする人々、について
9/3/好奇心の育て方、について
9/10/忖度の罪、について
9/18/メメント・モリ、について
9/25/他国人との会話、について
10/1/日本の食文化の豊かさ、について
10/9/価格破壊とサバイバル、について
10/15/敵視についての自戒、について
10/22/卑怯、について
10/26/本田宗一郎さんのえらさ、について
11/5/戦場ジャーナリストへの敬意、について
11/12/自分の失言への後悔、について
11/19/情報の海と沈思黙考、について
11/26/居心地のいい場所、について
12/3/ロックとは何か考えること、について
12/10/チェリノブイリからのメッセージ、について
12/17/嫌いなやつ、について
12/25/沢木耕太郎さんのアンテナ、について
12/31/国際捕鯨委員会(IWC)脱退、について

2019/1/7/カルロス・ゴーンさんの毛布、について
1/15/安倍自民党政権の傲慢、について
1/21/しつこい会話、について
1/28/ねこの生活、について
2/4/期待されない幸せ、について
2/12/所有幻想、について
2/18/わからないことの楽しさ、について
2/25/頑張らないよさ、について
3/4/トランプ大統領とノーベル平和賞、について
3/11/パワハラが起きる原因、について
3/18/テロが起きる原因、について
3/25/がんの治し方、について
4/1/酒とのつきあい方、について
4/8/天皇の謝罪要求、について
4/15/上野千鶴子さんの祝辞、について
4/22/友だち、について
4/30/宗教対立の不毛さ、について
5/7/思いの共振、について
5/13/枯れない精神、について
5/20/日本のエリート教育の失敗、について
5/27/恥じるべき商売、について
6/3/死ね、って言葉、について
6/10/長生きのコツ、について
6/17/人生のムダ、について
6/24/衆愚な人々、について
7/1/馬鹿げた自負心、について
7/8/アンバランスな世界、について
7/16/笑顔より大事なもの、について
7/22/緊急事態法の危険性、について
7/29/不幸な子どもたち、について
8/5/プリンシプルの誤用、について
8/13/衆愚な人々、について2
8/19/自己責任、って言葉について
8/26/あおり運転の心理、について
9/2/戦争はなくならない、って認識について
9/9/モザンビークへの農業支援、について
9/17/自然材住宅の価値、について
9/24/児童教育の理想、について
9/30/孤独の力、について
10/7/非核化の常識、について
10/15/危機管理の基本、について
10/21/危機管理の基本、について2
10/28/空虚と充実、について
11/11/所得格差の現実、について
11/18/自由の発見、について
11/25/非寛容の非力、について
12/2/豊かさ、ってことについて
12/9/豊かさ、ってことについて 2
12/16/狭量、ってことについて
12/23/些細なことから大事、ってことについて
12/30/非凡、ってことについて

2020/1/6/自然との共生、について
1/14/表現についての間違った教育、について
1/20/メディア報道の受け取り方、について
1/28/理想的な死に方、について
2/3/死者を悼む、ってこと、について
2/10/死者を悼む、ってこと、について 2
2/17/死者を悼む、ってこと、について 3
2/25/先入観のワナ、について
3/2/リーダー任せのワナ、について
3/9/あきらめない力、について
3/16/違和感ある人づきあいの面白さ、について
3/23/のんきの大事さ、について
3/30/感染症への注意点、について
4/6/確率の問題、について
4/13/確率の問題、について2
4/20/正直の幸福、について
4/27/楽観と悲観、について
5/4/岡村隆史さんの発言の肯定面、について
5/11/三権分立の危機、について
5/18/政治のクオリティ、について
5/25/情報収拾と人生の時間、について
6/1/冗談の難しさ、について
6/8/自慢オヤジ、について
6/15/社会システムの優先度、について
6/22/芸術評論の落とし穴、について
6/29/緊急避難と保身の違い、について
7/6/安藤忠雄さんの生命力、について
7/13/認知症、について
7/20/心の平安、について
7/27/不幸な人々、について
8/3/不幸な人々、について 2
8/11/核の傘のナンセンス、について
8/17/戦犯と悪人正機、について
8/24/住環境と樹木、について
8/31/自分とつきあう、ってこと、について
9/7/なかよしグループの危険性、について
9/14/日本の教育の問題点、について
9/21/自民党政権の問題点、について
9/28/人気俳優の自殺、について
10/5/菅首相の勘違い、について
10/12/植物の精神性、について
10/19/禅修業、について
10/26/国防のバイアス、について
11/2/幸せな時間、について
11/9/幸せな時間、について2
11/16/幸せな時間、について3
11/24/凡庸と非凡の岐路、について
11/30/知識中毒、について
12/7/質問をはぐらかす不様、について
12/14/食料支援の足りなさ、について
12/21/緊急事態法の危険、について
12/28/国境、について

2021/1/4/短絡的推察発言の失敗、について
1/12/未来を創る若者たち、について
1/18/健康維持、について
1/25/創造力の育て方、について
2/1/創造力の育て方、について 2
2/8/創造力の育て方、について 3
2/15/のうてんきの効用、について
2/22/哲学の楽しみ、について
3/1/無為の豊かさ、について
3/8/分断社会の修復に必要なこと、について
3/15/苦手な人、について
3/22/短絡的糾弾、について
3/29/ミャンマ−国軍の誤り、について
4/5/差別主義者の知能、について
4/12/国の文化度、について
4/19/“エリート”の不幸、について
4/26/敬意、について
5/3/同調圧力、について


目次

一葉もどき

思いつくまま、気の向くまま

映画だ〜い好き

サニーイズム

昨日の日記

きょうのねこさん 

愛しき人よ

よよいのよん

がたやま娘のひとりごと

クボユーシロの

休載シリーズ

ココアスタジオ年賀コレクション

ねこ絵ギャラリー

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