10/17のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 23)
プ−チン大統領のウクライナ東部4州併合宣言の後も、ゼレンスキー大統
領はそれの奪還攻撃の他、クリミア大橋爆破したもんで、プ−チン大統領
は未熟な経験者もかまわず約30万人の増兵を始め、強引な攻撃を継続しよ
としてて、手始めにウクライナの首都を含む公汎な各地へミサイル攻撃し
始め、徴兵される危険を感じたロシア国民は国外脱出したり反対デモをや
ったりもしてるんだけど、自国兵の膨大な数にのぼる死者や、西側諸国か
らの戦争犯罪だとの批判についての記者からの質問にも、プ−チン大統領
は自分の軍事侵攻決断は間違ってなかった、って断言した。
一方、ゼレンスキー大統領は、侵略者プ−チン大統領と停戦交渉するつも
りはない、って断言し、国土を完全奪還するまで抗戦するつもりだから、
西側は、武器や防衛システムの供与をしてくれ、って要求してる。
国連を含めた西側諸国はプ−チン大統領の侵攻は国連規約違反で、許され
ない蛮行である、って態度を保持したままなもんで、バイデン大統領も、
ゼレンスキー大統領と同じ態度を表明し、停戦交渉に努力してる(?)よ
うに見えるのは、トルコやベラルーシの大統領ぐらいのよう。
とにかく西側はロシアがウクライナから完全撤退するまで交渉しない、っ
て態度だし、プ−チン大統領も引くつもりがないようだから、戦争は続き、
双方の兵士や一般人の命が失われ続ける、ってことらしい。
西側はプ−チン大統領の侵攻は絶対悪と決めつけて、停戦交渉でウクライ
ナ東部の併合を容認する方向に妥協するようなことはしない、ってことな
んだけど、いくら相手が悪に見えても停戦交渉なしに戦争は終わらないわ
けで、リーダーたちが自分らの正義を絶対視して妥協しなければ、破壊と
悲惨なめに合うのは安全を確保して勝ち気の演説してるリーダー以外の一
般国民ってことになるのだから、各国の政治家や一般人もそういったリー
ダーの言説を安易に支持することは戦争継続も支持することになるのだ。
だって、プ−チン大統領は蛮行をしたわけだから、正義のウクライナを応
援して、ロシアはやっつけちゃえばいい、って考えは単純すぎるわけで、
戦争犯罪、って言って非難する西側だって、ごく近年まで他国を侵略した
り虐殺したりしてたわけだし、今だって、ロシア国民の幸せのため、って
ことで例えばプ−チン大統領が信じた行動だとしたら、とりあえず、その
動機を認め、例えば、東部4州の人々が本当に併合を望んでいたのかとか、
現実の検証を西側と共同でやれたなら、プ−チン大統領にとっても正当性
を証明する機会になるはずなのだし、そういったような柔軟な交渉を模索
する余地は双方に無限にあるはずなのだ。
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