(核抑止力の嘘、について)
昨日ローカル局のテレビを見てたら、評論家など数人で北朝鮮の核開発に関連して核抑止
力についての討論のようなことをしてて、北朝鮮の核武装を許したり日本が米国の核の傘
から外れたりすることの危険性についてほぼ全員の意見が一致してたように見えて、多分
これがわが国の大多数が感じてることだとしても疑問を感じたんだけど、ひとり若い女性
の論客が言った、被爆国の日本こそ核の傘に安住してないで米国に核兵器廃棄をもっと訴
えるべきだ、って意見に賛成だ。
だって、現実的に核の抑止力があるとすれば、それは米国や日本にとってじゃなくて、北
朝鮮にとってであり、過去ではイラクやリビアにとってであって、もしそれらの国が本当
に米国を攻撃する力を持った核保有国だったら、米国からのイラク攻撃もリビア攻撃もな
かったはずなのだから。
今だかつて核爆弾を実際に使った国は米国だけであり、それの被爆国は日本だけなのだ。
言ってみれば、核武装の必要を各国が感じたとすれば、その事実が、現実に核攻撃があり
うる、って恐怖を世界に植えつけたからで、その犯人は米国なのだ。
その米国が今だに、自国の勝手な正義意識のようなものでカモフラージュしちゃ、その軍
事産業やら資源獲得を有利に運ぶ算段で、スキある他国への軍事攻撃を仕掛ける意志を持
続してるのだから、核不拡散条約を喧伝して広めようとしても、その一番の問題国がそれ
と逆の運動をしてることになりそれが成功する道は遠いのだ。
米国が日本を核攻撃したのは、国民を皆殺しにしても敗北を認めない日本軍部中枢へのデ
モンストレーションと核兵器の人体実験の理由があったのかもしれないんだけど、その悲
惨さをある程度証明された核兵器が、もしも現在の世界で使われる場合を想定したら、だ
れが使うことがありうるんだろう。
核不拡散の必要は、イスラム過激派などのテロ組織がそれを手にしたら大変だからだ、っ
て言われるんだけど、テロが起きる原因は米国やイスラエルなどからの一方的な圧政や軍
事攻撃に遭った層の恨み、といったことが原因なら、そういった原因を消滅させて彼らの
暮らしを安定させてやる援助努力する方がより効果的だろう。
万が一、恨みが溜まった層が、核で悪の米国や日本を完全に消してしまおう、って思うよ
うな可能性があるんならば、核兵器は米国と日本にとっての抑止力なんだろうけど、それ
ならそんなことにならないように核廃棄やら平和外交に徹する方が世界のためだろう。 |