8/15のしゅちょう 文は田島薫
(尖閣諸島の占有、について)
古来どうでもいいような無人島で、だれのもんかなんてだれも問題にもしなかったような
島を、明治の頃、日本政府が調査して所有を決めたらしいんだけど、それを認めない中国
がいて、それに便乗した何百もの中国漁船と十数隻の中国公船がその周辺で領海侵犯を繰
り返してるんで、日本は国際仲裁裁判所に訴え、中国の非が裁定されたにもかかわらず、
中国はそれも認めない、ってわけで日本政府は中国大使館などに苦情を言ってるらしい。
それについて、保守系メディアなどで米国人コメンテータなどは、自衛隊を島に上陸させ
て強硬なメッセージを発するべきだ、などと言ってるんだけど、中国主脳などは、もとも
と自国の占有域なんだから問題ない、中国公船が出てるのは漁船を取り締まるためなんだ
し、日本はあまり大騒ぎしない方がいい、って言ってる。
そんな中、その海域で、ギリシャ商船と中国漁船の衝突事故があり、日本の海上保安船が
中国漁民の何人かを救助し、中国側から感謝を伝えられた。
強硬な態度を取らない日本側が中国側にどんどん勝手を許すことになるのだ、って言って
る前述のコメンテータの主張に乗って、どんどん軍事的防御して威嚇する敵視政策をやら
ないと、日本は中国に侵略されてしまう、って思った方がいいのか、一旦、中国の主張に
も一理あるかも、とひいて、もし異議がまだあるなら合同でじっくり検討の機会を持ちま
しょうと中国に言い、でも、今んとこ国際的評価でも日本の占有ってことになってるわけ
だから、とりあえずどうぞよろしく、とも言い、海上保安庁が見回って領海侵犯はだめで
すよー、って言ってればいいんじゃないか、って思う方とどっちが得策だろうか。
戻る