1/22のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 89)
イスラエルのネタニヤフ首相は各国の主脳から即時停戦を求められ
てても、ハマスをせん滅するまで攻撃は止めない、って言ってぶれ
ない自分に酔ってる中、連日子どもや女性も含む多くの一般パレス
チナ住民がその無差別攻撃で命を落としていて、その死者数すでに
2万5千を超えた。
イスラエルともっとも深い関係の米国のバイデン大統領も、停戦を
訴えてるようなんだけど、その主張は弱く、あくまでもイスラエル
の軍事攻撃を支持する前提がネタニヤフ首相に安心を与えてるよう
で、ごちゃごちゃ、ガザ住民の安全保護に力をいれろ、などと言っ
てても、攻撃の即時停止を第一主題にしなければ、あいまいな返事
しかもらえないのはわかりきってることで、事実、このほどバイデ
ン大統領がネタニヤフ首相にそんな電話したのも1ヶ月ぶりぐらい
だ、って言うんだから、本気で止める意志よりも、自分はイスラエ
ルにきちんと要求してるんだ、ってただのパフォーマンスだ。
ガザ住民の安全や保護には停戦が必要なのに、それをぬきにしてた
らイスラエルのパレスチナ住民へのジェノサイドを支持してること
になるのだから、フーシ派などの反イスラエル組織が軍事攻撃をす
るのは当然とも言えるのに、それに対しテロ組織だ、って言ってた
りするのはブラックコメデーみたいなもんなのだ。
一方、ウクライナの方でも前線が膠着状態で、ロシアの方だってや
められたら戦争を終結したいはずなんだけど、ウクライナのゼレン
スキ−大統領は侵略したロシアが利得をする終結はありえない、っ
て信じてるし、ロシアのプ−チン大統領も妥協しない、って言って
るのに、西側諸国の識者も、ゼレンスキー大統領に基本共感してる
ようで、即時停戦が必要だ、って言いながら、まだしばらく軍事支
援を継続してロシアより有利になった時に交渉してロシアが利得す
ることを阻む必要があるなどと呑気に言ったりしてる。
即時停戦は、その字面のまま実行しなければ意味はないので、どん
どんきっかけは遠ざかってしまうのだ。まず、妥協でもなんでも停
戦してから、じっくり双方の都合と正義について検討しあう努力を
何度も試みるのがいいのであって、戦争継続することは日々悲劇を
広げてるだけだ、ってことを世界がきっちり認識すべきなのだ。
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