(預かりものとしての人生、について)
昨晩だったか夜中に歯みがきしながらラジオ聴いてたら、パーソナリティのゲストに
ファッションメールマガジンを出してる女性が出てて、その話に感心したんでご紹介。
名前も覚えてないんだけど、多分有名人というほどでもないその女性、仕事に喜びを
持ってるのがよくわかるうれしそうな溌溂とした話し方で思わず引き込まれた。
もっとも、私個人的には、どっちかといえば少しおずおずとして引っ込み思案風のタ
イプの方が好み、って言うかシンパシーを感じるんだけど、それも最初だけで、けっ
きょくは当人の心情や考えに共感した方が残るわけで。
で、話を戻すと、そのファッションマガジンは写真から文章までほとんどひとりでや
ってるらしい彼女の話しの、服を買う場合の手持ちの服とのコーディネーションをよ
り豊かにする方法、って視点など、共感するものだったんだけど、今回の私の感心の
主題はそっちより、その明るいコミュニケーション能力の秘密についてなのだ。
パーソナリティが女性にお子さん3人育てながらひとりでそんなメルマガやり続ける
のは大変でしょう、ってようなことを聞いた時、子供を作った後離婚も経験し後に再
婚もしたんだけど、たしかに大変な時期もあった、でも、いつも物事を明るく考える
ように練習したんだ、って言うのだ。アスリートが日々練習を重ねるうちに力をつけ
て行くのと全く同じで、そういう練習は確実に自分に力をつけてくれるんだ、と。
でも、そうは言っても子供を育てるのに不安はなかったですか、って聞かれたら、き
っぱりと、なかったです、と。自分は子供を自分の意志で動かそうとは考えないんだ、
と、子供は自分のしたいようにすればいいんで、子供たちが楽しくくらしてるかどう
かだけを一番大切に考えてる、と。子供は自分の所有物じゃなくて預かりものだ、っ
て思ってる、って。
同じようなことを、里親探ししながら犬の保護してる施設をやってる人が長い時間可
愛がった犬がだれかに引き取られて行く時、寂しく思わないか、って質問に、やっぱ
り、そうは思わない、預かりもの、って考えてるから、って「ほぼ日」で読んだこと
があって、糸井重里さんは、自分自身の体も預かりものなのかも、って風に結んだ。
体がもともと預かりものなら大事に使うべきだし、他に自分の所有なんてものは一切
ありえないわけだからそれの多少や上下に悩むこと自体がナンセンスなのだ。 |