1/5のしゅちょう
            文は田島薫

(気分よく生きる方法について


新年が明けて、世界はこれからどうなって行くんだろう、って考えた時、悲観材料には事

欠かないように見えるんだけど、とりあえず、今の自分はさほど不自由もなくけっこう快

適に生活できてるんじゃないか、って思えるわけで、余計な心配しないで自分のことだけ

考えてる層には気楽な世界に見えるだろう。このほどの選挙で自民党に入れた層もそうい

ったとこなんだろう。そうやって、なんでも気楽に、なんとかなるだろう、ってやってる

うちに社会が危ない方向に行って、気がつくと戦争のまっただ中、ってこともあるから、

気楽ばかりじゃだめで、必要な危機感は忘れずそれへの対処は怠らない方がいいんだけど、

人々の思惑にはそれぞれの都合などもあり、なかなか理想通りに行かないのが世の中。

それになんとか手立てを見い出そうと常に努力や行動してる人々もいるわけで、そういっ

た行動をしてる人々は状況に怒りを感じたり嘆いたりはするかもしれないけど、ただそれ

に浸ってるだけじゃなくて楽し気に行動してるかもしれない。

世の中がいかに不合理不平等でも、ひとりひとりの個人が自分の日々の人生を楽しむ権利

はあるのだから、だれかが掲げた理想がどんなに高くてもわざわざ苦しい思いや生活を他

人から強制されるようなことはあっちゃいけないはずなのだ。

理想的には、ひとりひとりがよりよい世界のために貢献する意識を持ちそれにつながる日

々の仕事や生活を、できるだけ楽しんでやる、ってことだろう。

理想が先にあって個人の楽しみは後回しじゃなくて、まず、個人の楽しみがあって、それ

を理想の社会建設につなげて行ければそれこそ理想なのだ。

で、先日テレビでやってた録画を観てたら、米国でナンバー1のアクセスを得たブログの

作者の演説、人生を最高にする3つの条件、ってのを受け売りで以下に概略ご紹介。

彼はインドとケニアからの貧しい移民の両親の子供で、彼は、結婚の2〜3年後妻に出て

行かれたり、一緒に2人旅行するぐらいの親友がうつになって自殺されたり、などの耐え

られない辛さの時、子供の時父親から言われた言葉を思い出した、って。

おい、すごいじゃないか、どっかの国(?)のだれかがもいだマンゴーがだれかのトラッ

クで港に運ばれそれをだれかが船ではるばる海を超え、まただれかがトラックでそこのス

ーパーまで運んでそれを、われわれは12ドルで買うことができるんだ、蛇口から水はいつ

でも出るし、電気もテレビもあるとかなんとか、て。

で彼は、1000の最高、ってようなブログを作り毎日1個づつ、おもしろい野菜を見つけた、

とか自分のくだらないジョークに笑ってくれた人がいた、ってよ〜なささいな発見の喜び

を載せたところ、自分も楽しくなるしアクセスがどんどん増え100万単位までなりアクセ

ス数ナンバーワンの賞を受けたんだって。

で、それらを総括したら、人生を楽しくする3つの条件がわかったんだって。

1、悲嘆にくれた後、気持ちを前向きに切り替える。

2、見るものをなんでも新鮮に感じる3才だったころの感受性をとりもどす。

3、他人の目など気にせず自分が好きに感じる事柄に忠実になり実行する。

これを、はいわかりました、だまされたつもりでやってみます、って人は成功するはず。




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