3/18のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 97)
ロシアの大統領選挙ではプーチン大統領が自分を批判する候補者を
力で立候補資格を無効にしたり留置したり死なせたり、投票集計の
操作したりで、大量得票を得たとして当選した。
ロシア国民の中にも、西側からの情報を得たりして、プ−チン大統
領発のプロパガンダに惑わされないで批判してる層も多くいるよう
だけど、大半のロシア国民はテレビからの情報統制されたそれを信
じてるようで、西側メディアからのインタビューを受けても、プ−
チン大統領支持を言っている。
もっとも、心の奥で批判してても、それを口にしたら逮捕される可
能性があれば、それをするには覚悟がいるもんで、とにかく自分の
周りの身内や仲間たちの平和が保てれば、わざわざ危険な批判や政
府批判はしない方が身のためだと考えてるせいかもしれない。
実際、プ−チン大統領がウクライナに侵攻して、西側からは悪人と
断じられても、批判さえされなければ国内では国民の福祉について
も努力してるようで、戦争の実態を見ない層にとっては有能で頼り
になるリーダーなのかもしれない。
それは、中国の習近平主席や北朝鮮の金正恩総書記にも言えそうで
社会主義の元で国民の生活を向上させる努力をしてるはずで、西側
から見たら、国民の生活レベルを犠牲にして核兵器開発などしてる
危険な人物といった評価で批判しまくってるわけなんだけど、彼ら
から見たら、危険なのは悪の不平等自由主義の米国を代表する西側
諸国だ、ってことになるのだ。
現に、今まさにイスラエルのネタニヤフ首相は、自分らが圧制して
悲惨な貧困生活を強いられてたパレスチナ住民からの、テロに過剰
反応して、自分らの被害の20倍返しからエスカレートしてもいいぐ
らいの報復をハマス以外の一般住民にも無差別にし続けてて、自分
ら国民の幸福は大事だけど、パレスチナ住民の悲惨は知ったこっち
ゃない、って悪の不平等自由主義を実践中なのだから、それを止め
る意志も弱くけっきょくは支持してることになるバイデン大統領の
米国もそれなわけで、プ−チン大統領のウクライナ侵攻を悪だ、っ
て批判する資格はないのだ。
相手を悪だ、って決めつけて戦うことは戦争のばかげた基本構造で
あって、自分は安全な場所にいてそれを良しとする大勢の人々の認
識が戦争を永遠に続かせて、戦場で死ぬ大勢の人々の嘆きは無視さ
れることになるのだから、安全な場所にいるリーダーたちは、相手
国のリーダーの主張する正義をお互いばかにしないで敬意を持って
話し合うのが世界平和のためなのだ。
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