10/23のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 76)
プ−チン大統領が自国防衛のためだと言ってウクライナに軍事侵攻し、
ゼレンスキー大統領は国土を守る正義を言って反撃を始め、双方の兵
士とウクライナの一般市民が死に続けてる中、イスラエルでは、圧制
に怒りを溜め込んでいたパレスチナガザ地区のハマスが、大規模なロ
ケット弾攻撃と障壁を破って侵入し兵士や一般市民を殺害、それに怒
ったイスラエルが報復空爆攻撃し、パレスチナの一般市民を殺害。
今回、イスラエル側の死者は現時点で千数百人で、パレスチナ側の死
者はすでにその3倍になってるのに、イスラエルのネタニヤフ首相は、
まだまだその比率じゃ納得できないとばかり、これまでの、パレスチ
ナ側からのささいな攻撃に10倍以上返しの報復をして一般市民や住宅
を大量破壊して来たように、今回も、悪のハマスの根絶を宣言し、徹
底攻撃を続ける意志のようで、ガザ北部から南部へ市民の避難を求め、
残った市民は全員ハマスと見なして全員殺戮してかまわない、ってよ
うな乱暴を強行するつもりのよう。
水も電気も燃料も食料も医療品の供給も遮断しておいて、病人もいる
人々の多くが南部への移動ができなくても、一般市民に危害は与える
つもりはないから、南部への移動警告したのだ、って言い訳の基に殺
戮を始めるつもりのようだ。
米国バイデン大統領は、ネタニヤフ首相に会って、ハマス攻撃を支持
する意志を伝え、ガザ一般市民の人道回廊の設置や人道支援要請も口
にしてるのが言い訳にしか聞こえないのは、現状でネタニヤフ首相は
避難するガザ市民の生活必要物資の供給を実行する意志が見えず、他
国からの救援物資を積んだトラックの長い列の搬入を阻止してて、言
い訳として、日にトラック100台分必要だと言われてるのに、10数台
を入れただけで、それをしてるとアピールしてる。
バイデン大統領はネタニヤフ首相のガザ攻撃正当化を支持してはいけ
ないのだし、安易にハマスの悪行と言った表現をしてはいけないのだ。
一般市民に対する乱暴な軍事攻撃、ってことでは、ネタニヤフ首相と
プ−チン大統領も同罪なのだし、一旦戦闘になれば、双方の殺し合い
になるわけで、双方に正義などないのだ。
バイデン大統領はネタニヤフ首相にガザ攻撃を止めさせ、ハマスの目
的を善意に受け入れ、捕虜交換やガザ一般市民の生活保全や向上を主
題に、和平交渉を勧めるのがベストなのだ。
わが国の岸田首相も米国の尻馬に乗って、安易にゼレンスキー大統領
やネタニヤフ首相の支持をするダブルスタンダードをやってると、冷
静に見ている東側などの第三国から軽蔑されるだけだろう。
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