12/18のしゅちょう
            文は田島薫

戦争を止める方法、について 84


ウクライナの前線では双方の攻撃が弾薬不足などの影響で滞ってる

ようなんで、そろそろ双方が停戦交渉すればいいじゃないか、って

思うんだけど、ロシアのプ−チン大統領は、相手のネオナチの中立

化を達成するまで戦い続ける、って演説し、ウクライナのゼレンス

キー大統領は、民主主義を守る戦いを止めるわけにはいかない、西

側諸国はもっと軍事援助しなければんならない、って頼んで回って

る間に、連日双方の国民が死に続けてる。

パレスチナガザ地区では、イスラエルが無差別攻撃して連日住民の

死者が出続けてるのに、相変わらずイスラエル、ネタニヤフ首相は

ハマスをせん滅するまで攻撃は止めない、これは何ヶ月かの長期に

なるだろう、って言って、連日一般住民の攻撃被災犠牲が出てたり、

電気や医薬品の不足で子どもや入院患者に死ぬ情況についても、気

にしてない模様で、米国のバイデン大統領も、ハマスに対しての攻

撃は支持するけど、一般ガザ住民への被害が及ばないように、より

攻撃対象を厳密に絞ってやれ、って言ってるけど、精密度の低いミ

サイルを、低い位置から発射するなど精度をあげる措置をすでに実

践してる、って主張して反省がない。

連日死んでいるガザの一般住民の立場をたとえば自分の家族に置き

換えてイメージしたことが、ネタニアフ首相にはあるんだろうか。

きょう、わが家に飲みに来てた友人が酔って、ウクライナやガザの

情況について、一番大事なの人の命だろう、って叫んでたんだけど、

それが今世界の人々が特に苦労を知らない若いリーダーたちが忘れ

がちで世界平和実現のための基本命題なのだ。

米国や英国、ドイツは、イスラエルのハマスせん滅目的の軍事攻撃

への支持を示して、しかし、ガザ住民への被害が及ばないように、

慎重にターゲットを絞った攻撃やら困窮するガザ地区への物資援助

へのイスラエルからの統制の緩和も求めて、自分たち正当性をアピ

ールしてるんだけど、それは、口先だけの偽善に限りなく近い。

だって、現実にガザじゅうで連日罪のない一般住民の命をないがし

ろにしてるのがイスラエルのガザ地区への軍事行動なのだから、即

時停止させるのが筋なのだ。

連日一般住民が殺され続ける情況を、その殺してる側への支持をす

るなんてことはあっていいわけはないのに、それを普通にしてしま

った国々はかつての海賊業的血をきれいごとの言い訳で飾ってるだ

けなのだから、われわれ庶民はそれに騙されないように、いつも自

国の政府や政治家を見張るし地元の政治家には意見を言おう。




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