1/3のしゅちょう 文は田島薫
(世界からの安倍政権への信頼度、について)
韓国の日本領事館前に立てられた従軍慰安婦像を撤去しろ、って日本政府はなんだか高圧的
な態度で当然の主張のように言ってんだけど、米国との同盟関係は世界平和の模範だ、とか
なんとか安倍首相が広島や真珠湾でオバマさんと並んで演説したのとのバランスの悪さ。
前回の戦争は不幸なかできごとだったけどそれについての責任はだれにもなくて、それは時
代の必然だった、ってばかりに曖昧にして、われわれは戦争のない世界にする責任がある、
って口当たりの言い他人事のような表現して悦に入ってるだけじゃだめだろう。
ほんとに平和憲法の精神を守る意志があるなら中国や韓国に対してももっと敬意を示して、
具体的主体的に平和主義に徹した外交をすればいいものを、武器輸出を解禁したり、紛争国
の反政府勢力などはだいたい敵視してそれとの和平交渉を主導するような意志は皆無だし、
ただ米国に安全保証を求めてすりよってたいこ持ちのようなことばかりやってるのは、同じ
目的で軍事デモンストレーションくりかえす北朝鮮とそれほど違いはないわけで、そういっ
た安倍政権を世界はどう見るだろう。安倍さん、自分は世界からの信頼度が米国大統領の次
ぐらいのつもりのような態度なんだけど、実際の調査会社のアンケートでは世界への影響力
は30何位でほぼ無力って見方なのだ。害があるよりはいいんだけど、今んところ。
とりあえず、韓国の人々が慰安婦像を立てたい、って言うならそのまま受け入れ、もしも反
省の気持が少しでもあるのなら、毎朝の出勤時職員達全員がそれに礼してもいいのだ。
そういった気持が本物なら、やがて韓国の人々の方から撤去を申し出るかもしれないし、撤
去されないとしても、日本の真摯な姿勢のメッセージや象徴にもなるはずなのだ。
真珠湾で安倍さんが何度も強調した「寛容」ってものは、いつもすぐに相手にそれを望むん
ではなく、これ見よがしのように立てられた批判の象徴のような像を見たような時にまず、
自分から実行できたなら本物になれそうなんだけど。
戻る