10/11のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 22)
プ−チン大統領はウクライナ東部4州のロシア併合を宣言したんだけど、
ゼレンスキー大統領はそれを茶番と切り捨て、それらやクリミヤも含めた
すべての国土の奪還に向けて戦闘続ける意志のようで、ロシアが物資を運
ぶ重要なクリミア大橋を爆破し、それを戦果としてポスターやら切手やら
も作ってアピールし、ウクライナ国民も喜んでる映像が伝えられたけど、
それでいいんだろうか。
西側から支援された近代兵器の力で現在ウクライナが優勢な状況のようで、
ロシア側は万単位の兵を失い、国内の少数民族や、占領した東部4州の住
民を集中的に徴兵しようとしてるようで、それから逃げる人々も多い、と
いった報道があった。
ウクライナ側が優勢なら、そのまま一気にロシアを敗走に向わせる、って
期待を持って国民も盛り上がってるのかもしれないんだけど、プ−チン大
統領が負けを認めて撤退する、って形はありうるのだろうか。
プ−チン大統領は独裁政権なわけだから、自国の兵を無理矢理徴兵した末、
国民からの批判が大きくなってどうにもそれの強行が難しくなりそうなら、
核兵器を使っちゃおう、ってこともありうるわけで。
それをしたら、放射能があたりに拡散して、領土を広げたところで使えな
い、ってことになるから、まずないだろう、って意見があるけど、元々、
戦争のような状態になれば、双方で殺し合いと施設の破壊の仕合、ってこ
となわけだから、続ければ続けるほど終結時に、勝者にも利益が乏しい、
ってことになるのだから、まず、戦争そのもがやってはいけないことなの
だ、「当たり前」だけど。
それでも戦争になると、それを止めるのが難しくなるのは、人間のという
より国のリーダーの意地の張り合いが治まらないからなのだ多分。
前線で命がけで戦う兵士がその戦う理由についての確信が持ってないなら
特に、ロシア側の兵士の方がそのような状態のようだけど、ウクライナ兵
の側だって、祖国を守る、ってスローガンに酔ってるうちはいいけど、相
手の兵士も自分と変わらない日常生活を愛する普通の人々なのだ、って感
じたなら、やはりそれを殺そうとすることに疑問を感じるはずなのだ。
今、西側はウクライナに軍事支援し、ロシアが惨敗するのを期待するとす
れば、無垢の人々の命が失われ続けるのを放置すると同じなのだし、結果
がもっと絶望的なものになるかも、って博打を放置してると同じなのだ。
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