きょうのしゅちょう 文は田島薫
(野田聖子はえらい)
安保法制への国民からの批判には全く耳を貸さず、どんどん独りよがり政策を遂行して
る安倍首相に対して口をつぐんだままの自民党議員たちは、今度の総裁選についても、
安倍さんでいいや、反対すると後で自分の身分が危うくなる、ってわけで、全員右へ習
え、って無投票再選を許そうとしてるとこに、ひとり、これはおかしいだろう、って立
ち上がったのが野田聖子議員、義を見てせざるは勇なきなり、って。
当たり前のことだけど、国会は議論をする場所であり、議員は個々の自由な発想で自由
な発言を出しあうのが仕事のはずなのに、今や自民党は様々な外部からの批判に対抗す
る意識過剰のためか、安倍政権が引いた党利党略を守ること優先で議員ひとりひとりは
自由にモノも言えない意識になってるようだ。
常に次の選挙で当選できるか、運動資金は確保できるか、ってことばっかり考えてる議
員にとっては、自分個人では安保法制に多少の問題や矛盾を感じていても、どんな対象
にも問題点は必ずあるもんだ、って思ったり、利点についての意味不明な安倍首相の発
言などにも、なんとか正当化して理解する努力を重ねてる、ってとこなんだろう。
だとすると、国会議員といえども、ただの数合わせ要員でしかなくなるわけで、たまた
まリーダーになった人間の気まぐれ意志でもって、自分の意見に逆らうものは組閣の時
やなんかにいいポストは与えられないよ、って言って黙らせる形が可能になるのだ。
そうやって押し進めた政治は、自己保身だけで考えない発言しない大勢のとりまきの多
数決による、けっきょくは無謀なリーダーの独裁政治ってことになるのだ。
議員は自己保身を捨てリーダーからの贔屓なんかもあてにせず、ただ国民の利益や世界
平和のために、といったことのみに意識を集中してやるのが本物なのだ。
とりあえず、今、自民党で一番えらいのは野田聖子議員だ。
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