3/3のしゅちょう
            文は田島薫

戦争を止める方法、について 147


ホワイトハウスに出向いたウクライナのゼレンスキー大統領は

トランプ大統領と会談し、プーチン大統領への米国の圧力で、

国土奪還や NATO加盟を達成したいと考えてたらしいところを、

プーチン大統領との宥和交渉で、ゼレンスキー大統領にも妥協

する必要を認識してもらって、停戦を最優先させよう、とする

トランプ大統領の方針が、ゼレンスキー大統領には受け入れが

たかったようで、侵略者ロシアは軍事力で押さえつけるのだ、

って勢いの彼に、米国側は自力では対抗できない立場をもっと

謙虚に考えろ、って怒って会談を打ち切った形になった。

侵略者に対し反撃して追い出し祖国防衛する、って形は正当な

もんだろうから、ゼレンスキー大統領も、それのどこがいけな

いないのだ、そんな悪党には自分は妥協はしないで戦い抜くん

だ、って熱弁したいようなんだけど、実際現場で戦ってるのは

彼ではなくて、半強制的に徴兵された国民であり、壊されてる

のは国民の身体であり生活空間なのだ。

それに、戦争で犠牲になってるのはウクライナ国民だけではな

く、志願したかもしれないにしてもロシアの国民や北朝鮮の国

民なのだし、志願兵にしても、心から祖国防衛のためと思って

の者の他、貧しさからその報酬目的の者も多いはずなのだ。

結局、たいていの戦争はリーダーの意志で始められるんだけど、

それが短期間で終わって、それが例え敗北でもなんらかの展開

があれば、人々はそれなりの納得を持って、次の身の置ようを

考えていくもんだろう。

ところが、始まった戦争がだらだらといつ終わるともなく続き、

戦う双方が破壊と殺戮をくり返してる、ってことになると、そ

の戦いになんの意味があるのだ、って気になるはずだ。

ロシアとウクライナは別民族に別れた2つの国というより、以

前からウクライナ民族が多いけど親ロシア派の人々も混ざった

ロシアの一部だったわけだから、プーチン大統領による他国へ

のいきなりの侵略ではない、って言い分にも一理あるのだ。

戦争はまず停戦が大事、和平交渉はお互い最低限の敬意を持っ

てするべき、ってトランプ大統領の主張は正当なのだ。





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