(戦争を止める方法、について 187)
高市新首相の、台湾有事の際はわが国の存続の危機と認識する、
って発言は一見問題ない常識的なものに聞こえた国民がいたと
したら、その人には全く危機感がない、ってことになるのだけ
ど、多分、私がそう言うと、なにを言ってるんだ、危機感がな
いのはあんたの方だろう、危機感があるから、中国の軍事侵攻
の怖れに対して、わが国が警告を発しただけだ、って多分言う
のだろう。
ところが、それが浅はかな短絡思考、ってことなのであって、
条件反射的に、危ない敵国が戦争を始めようとするなら、わが
国は武力でそれを阻止する、ってメッセージを送ったり、実際
戦闘開始もありうる、って態度を表明し、敵視を断言したこと
になり、わざわざ相手からの敵視を誘うことになるだ。
そう言うと、そうだよ、そこのなにが間違ってる、って言うの
であれば、その人はまだ、問題の本質に気がついてない、思考
能力が弱い人物だ、ってことになるのだ。
だれも戦争はしたくないし、殺しあいもしたくないし、敵国の
爆撃で家族が死んだりすることも望まない、だけど、敵が攻め
て来て、祖国が占領され、国民全員が奴隷にされたりするより、
戦って祖国を守る方が当然のことだろう、って言ったとしたら、
やっぱり短絡的な反応しかできない人、ってことなのだ。
だって、戦争は、双方が勝つつもりで始めるものだから、始ま
ったら武力が拮抗してるほど、長く続き、無駄な破壊や犠牲者
が大量生産されて終わりが見えない情況になりがちなのだ。
それよりは、武力の弱い方あっというまに占領され、占領した
方の国に繰り込まれても、安全で十分な生活を保障してもらえ
れば、戦争で国民の大部分が死に絶えるよりそっちの方がいい
にきまってるのだ。
ところが、更に、なにを言ってるのだ、自分の国を愛してたら
他国に占領されて屈辱の生活を送るより、討ち死にして全国民
が玉砕しても、将来の人々がその名誉を敬ってくれるはずだ、
って言う者がいたとしたら、たいてい、戦争になっても自分は
戦場に出て命の危険をおかす必要がないし、いよいよ自分の身
に危険が迫ったらどっかに逃げる算段も考えるような為政者か、
それらに洗脳された騙されやすいタイプの国民だけなのだ。
各国が相互に産業や科学の協力や共有をする国民同士の往来や
定住が広まったなら、そんな国に軍事侵攻して新たな政治管理
を整えなくちゃならないことをだれもやらないのだ。 |