(戦争を止める方法、について 190)
どんな戦争でもそこで意味もなく犠牲になった人々の立場で見
れば、その悲惨さはだれもが感じることができるだろうし、自
分がその立場になりたいと思う者はいないはずなのに、なぜ、
今だに戦争が起きてるんだろう、って言うと、自分が死ぬ可能
性を感じない者たちが気楽に始めるせいなのだ。
仮に戦争は勝ったとしても、そこで戦死したり犠牲になった者
の家族にとっては戦争がいいものだとは思わないだろう。
なぜなら、戦争では人が死ぬものだ、って切実に実感すれば、
負けた相手の国のそういった犠牲者に対しても同情を感じるこ
とができるはずだからだ。
それでも、その戦争が悪い敵国を倒すための自国の誇らしい正
当な戦いであり、そこでの家族の死は名誉なことなのだ、って
心から信じられる者がいたら、戦争を肯定するかもしれないん
だけど、はたして、そんな正義の戦争は存在するだろうか。
世界で起きてる国境での紛争や、反政府軍事衝突などは、それ
ぞれ戦う双方に主張があるわけで、政府は国民の生活の安定を
考えて政治をしてるつもりでも、貧しい国民までその実感が届
かなかったり、汚職のようなことでもあれば国民の反感が増大
していって、紛争の種になり、武装抵抗運動のようなことが起
きれば、政府側も軍隊を派遣したりでエスカレートする悪循環
も始まるわけで、抵抗側も安易な武力行使は避けて、民主主義
的な選挙などを求める運動をするのがいいのだ。
そういった民主的な改善運動が一方的に規制され、あきらかに
国民の生活を無視して自分らの利益ばかり追求してる独裁政権
を無血で一気に倒す力を持てるなら革命もありだろうけど、そ
れを成功させるためには、独裁政権相手に対しても、根気強い
交渉を続けられる忍耐や体勢の準備も必要なのだ。 |