(戦争を止める方法、について 185)
戦争はなんで起こるか、っていうと、利害の対立する国同士の
武力を持った国の一方がもう一方の国の軍備の薄さに自国の勝
算と利益奪取を予想して軍事侵攻する、って形は古来からやら
れて来たもので、その都度多くの兵士が死んだんだけど、近世
になって、兵器の威力がどんどん大きくなって、戦争の度に、
数百万数千万の死者が出るようになったもんで、従来の帝国主
義をどの国も実戦してたら、世界が壊滅する危機が現実のもの
になって来たわけで、国連などでルールを作ってそうならない
ようにしようじゃないか、ってことになった。
ところが、世界の国々の軍事力の格差があるために、それを一
番保有する米国とソ連がそれぞれの領分で、好き勝手な軍事活
動をやってたにしても、米ソの軍事対立は極力避けて来たもん
で、軍備は戦争抑止になる、ってだれもが刷り込まれて来た感
があり、現在の米国とロシアは双方核兵器を独占的な量保有し
てるから、なおさらその感があるようにも見えるんだけど、そ
の抑止力は自国が壊滅の危険がある場合だけに有効なんであっ
て、なぜなら、双方の国は核兵器は使わないにしても、軍事力
の低い国には現在進行形で気楽に軍事侵攻をしてるのだ。
そのため、米ロと利益の利害の対立する国々たとえば北朝鮮や
イランやその他どこも、軍拡や核武装をしようとするのは当然
のことなのだ。
だから、そういった世界規模で見れば無益な軍拡競争を止める
ためには、軍備大国が率先して軍備縮小や核兵器廃棄し、米国
とつるんだイスラエルのような乱暴な軍事行動はやめるし、米
国はやめさせるべきだし、米国に追従する日本も黙ってればい
いわけはないのだ。
もちろん、ロシアの軍事侵攻も止めるべきだけど、ロシア側か
ら見たら、リビアやイラクその他への欧米側の近来の勝手な軍
事行動を見て、自国周辺の秩序破壊危機への防衛、って立場が
イスラエルのガザ破壊を見て、その認識を再確認してるとも考
えられるのだから、まず現実に起こってる戦争に対する自国の
立場と、かつて自国が犯した前科とを合わせて、謙虚に公平な
国際秩序の構築に精を出すことが最も有効な戦争抑止になるの
であって、軍事力で他国を脅すのは逆効果の愚策なのだ。 |