8/11のしゅちょう 文は田島薫
(朝日の誤認批判、について )
朝日新聞がこの4〜50年間事実として報道を否定していなかった、戦時中の従軍慰安婦に
ついての誤認報道による影響も多々あったと思われる韓国などが世界で日本批判キャン
ペーンを展開してることもあり、右傾ジャーナリストからの朝日批判が盛んなようだ。
確固たる証拠や検証もなしに、加害者を自認する日本人や被害者を自認する韓国人など
の証言を盲目的に信じてしまった朝日の落ち度は否めないわけで、それについては遅蒔
きながら、当時の情報収集能力不足などを言い訳に失敗を認めてるんだけど、その悪影
響についての謝罪のなさなどを批判されてるようだ。
で、その誤認の中身は、韓国が鵜呑みにしてる日本国家による国策での慰安婦の強制連
行があった、ってこととその数が数十万、っていったことで、実際は民間業者による高
給条件による勧誘が主で数も数万、強制連行証言の証拠は見つからなかった、ってこと
のようなんだけど、それを認めた朝日の主張によると、数の誤認は当時盛んだった一般
労働奉仕者を求める女子挺身隊募集のそれと混同してしまったことと、強制連行につい
ては早くから疑問を持ち強制の言葉は使っても連行は使わないようにして、甘い勧誘に
よって集められた慰安婦がそこで自由を束縛する強制があった、って認識だ、と。
けっきょく、この間違いは加害者側が自分の加害の程度を実際よりも過大に認識してし
まった、って形なわけで、例えば、だれかがだれかに怪我を負わせてしまった後、加害
者の方が、きっと被害者は瀕死の重症に違いない、って言って悲観してたら、実際は、
被害者は擦り傷ぐらいの軽症でぴんぴんしてた、ってような時、それを信じてた被害者
の家族ともども、な〜んだ、ってことにすれば済むぐらいのことと思うんだけど、右傾
の連中にとっては多分そうはいかないのだ。
だって、自分の国ができるだけ正しく、って思われるように、相手国からつけこまれな
いように、加害はしたけど、たいしたことはしてない、って主張したい思われたい、っ
てことのようなんだけど、たいしたことなかったな、って言うのは被害者の側からであ
って加害者の方はそんなところで大騒ぎしない方がいいんじゃないのか、と。
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