9/30のしゅちょう             文は田島薫

ブログの低俗化について


東日本大震災の復興予算は不要、って経済産業省のキャリア官僚が自分のブログで言って

た、ってのが問題になり、2ヶ月間の停職処分だかなんだかを受けた、ってので、ちょっ

とその内容をネットで確認してみたら、どうもこの人、匿名表記だから何を言っても自分

だとわからない、って踏んだらしく、教養と常識ある高官とはとても思えないいい加減な

軽口言い放題を書きまくってたようだ。

多分、堅い組織の職場で自分の言いたいことも言わず、もくもくとハードな仕事やってる

もんで、ストレス発散のいい道具だと思ったんだろう。

東日本震災の海岸に住むもともとリタイヤした老人が降って沸いた復興予算を欲しがって

るだけだ、とか、老人が、話し相手が欲しい、などと言ってる映像に、死ね、などと、キ

ャプションつけてる。

多分、仲間内のその場限りのブラックジョークのつもりで、ただ気軽にふざけてるだけな

んだろうけど、これがもし、本気だ、って言うなら相当な知恵遅れ、ってことになるはず

だから、そんなんでキャリア官僚になれるはずはないわけで(え?なれるのか?)。

とにかく、その論旨などは、悪ふざけの中高生レベルなわけで。

で、オフザケでストレス解消なら何言っても許されるのか、って言えば、それも問題だろ

う。ま、言論の自由、って言ってだれもが言いたい放題言うのはいんだけど、匿名でふざ

けたことばっかり言って、他人を馬鹿にしたり中傷したりする書き込みが増えてるようだ

けど、これはIT社会の未来に足を引っ張るもんでしかないわけで、便利だからといって、

面と向かっては言えないふざけたことばっかり匿名で言ってるようじゃ、ITもただのマス

ターベーションの道具にしてるだけ、ってことになるんだから、大人だったら、もっと、

ふだんからプライドを持って、ジョークだって、実名で堂々と、どうだおもしろいだろ、

って胸張れるぐらいのレベルのものを書き込めよ、あほんだら。




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