12/9のしゅちょう 文は田島薫
(特定秘密保護法の今と今後について 4)
国民の大多数「認識力ある国民の」すべてが反対または徹底審議を求めてるというのに、
安倍とりあえず思考禁止中自民党によってとうとうそれが作られてしまった。
安倍さん自身がそれの危険性をどうもよく認識してないようなのは、多分、自分がリーダ
ーであり最終チェックはその自分がする、ってことで安心してるせいなんだろう。
これまでは役人たちの独自の意志で情報を秘密にしたり指定したりもできたけど、この法
律によって良識と正しい判断力を持った自分がそれを管理できるわけだから問題ない、と。
自分は国民の命を守る意志があり、敵国からの攻撃にもきちんとした反撃力を持つ必要が
あり、同盟国である米国ともきちんと連係していく必要があるんだし、現に米国からその
機密管理の徹底を求められてるわけだから、なにがなんでも法律を作っちゃいたい、と。
多少の問題点は立法後に、ゆっくりと審議して整えて行けば問題ないだろう、ってとこな
んだろう。
これは、安倍さんの異常な自己能力肯定感、多分、周囲の自民党員による盛大なよいしょ
に、育ちのいい純朴な性格が愛国リーダー的使命感を増幅させた結果なんだろう。
自分は戦争反対の平和主義者だ、その私が管理するんだから心配はない、って安倍さん自
身も思ってるだろうし、国民にそう言ってみたところで、じゃ、安心だ、ってことにはな
るはずはないのだ。
国防と対テロに限定してるんだし、って言いその細目をいくら並べて補足したところで、
結果的には国民にすべて情報公開する前提と、少なくとも国会に開かれた情報と秘密指定
などの審議を経る制度ぬきでは、必ず行政の一部によるもの事の恣意的決定と秘密が横行
することになるのだ。
だって、軍事上のたとえば、先年米国がイラク攻撃したような時の、軍事上の参加を、国
会の議論なしに決定遂行され、その過程は国民に知らされず、知らされた時は、わが国は
非戦の方針で努力してまいりましたが、どうにも敵国からのコンピュータ兵器による秘密
裏の攻撃にさらされて、これに秘密裏に反撃したところ、どうも不本意ながら全面戦争に
突入することにあいなりました。この戦争は極短期に終る予定ですが、一応、成人男子は
兵役の可能性がありますんで、心の準備をしといていただきたい、なんてことにならない、
って、だれが言い切れるのだ。そうなる前にわれわれは自民党をさっさと解散させよう。
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