5/21の日記          文は田島薫

初七日過ぎの来客

おふくろの初七日法要は葬儀中に一緒に済ませてるんで、後は家族だけでする四十九日

だけなんだけど、いろいろ後始末が残ってるんでそれまで茨城にいることにした。

親父の時と同じで、ちがうのは写真立てがおふくろに変わっただけの祭壇のよこの座卓

にパソコン置いて、メールチェックしたりココ通の日記書いたりしながら、廊下越しに

親父の作った手作り池や、おふくろが植えて今や庭一番の大きさに成長したアメリカハ

ナミズキの木なんかをながめたりしてる。


昨日の昼はおふくろの姉の息子であるユーシロせんせいとその兄貴がやって来た。兄貴

は北海道に住んでるんだけど東京での奥さんのめいの結婚式を済ませ、奥さんだけ先に

帰らせてこっちへ足伸ばしたようだった。前もって予定を連絡してきたユーシロせんせ

いに昼飯は私がそばでも作ってやる、って言っておいたんだけど、私の作る料理のイメ

ージにふたりの間で葛藤と合議があったのか(そ〜なのか?こらっ)前日になって昼飯

は駅前で済ませてから1時ごろ来るってことに変わってた。で、早めに来た時には、こ

っちの昼飯もすでに家人とふたりで早めに済ませてあった。

両親の家はバスが廃止され最寄り駅からタクシーで3,000円ほどかかるんだけど、葬儀

前に一度電車に折り畳み自転車持って来たユーシロせんせいは、途中道をよく知らない

タクシーに、自分もよく知らないくせにもー通り越しちゃったんじゃないのか、って言

ってみたら、強面兄弟の迫力に、じゃ、ここでメーター倒します、って2,000円で着い

た、って、で、兄貴の方がま、チップ取っておきなさい、って計3,000円渡したらしい。

もともとの3,000円もらうのに謝ったりお礼言ったりの運転手。

祭壇に焼香して、ちょっとお茶飲んでから近所の墓まで行き線香上げ、戻ったら、2時

ぐらいに北海道向けて帰る予定だった兄貴に、酒のみまっか?ってけっきょくふたりに

1時間予定遅らさせて昼間からビールで献杯。




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