3/12の日記          文は田島薫

また茨城へ

前から茨城行きはいとこが車で送ってくれる、って言ってくれてたもんで、土曜日、そ

れに甘え、いったん実家へ寄ってから病院へも送ってもらい、おふくろを退院させた。

痛み止めと民間栄養食品の効果か、おふくろはとりあえず元気いっぱいになってて、こ

れだともう、ひとりでも大丈夫か〜?って感じなんだけど、まだ病気が治ったわけでは

ないし、彼岸は地元組合の人たちが親父へ焼香に来たりすることもあり、しばらく滞在

する予定だと、ココ通メンバーなどにメールした。


運んだ荷物を整理し、部屋の掃除をし、日曜には、池の腐った水草を引き上げ、池のヘ

ドロを取り、水を半分入れ替え、その場運動してから風呂に入り、ビールと夕食。


日曜は、去年東日本大震災のあった日で、テレビでは各局が終日それの特集をやってい

たんだけど、当事者の本当の悲しみや苦しみは、われわれがいくらそんな番組見てても、

想像力の世界にしかないわけで、饒舌な語りよりも、絶句と沈黙の方によりその重さを

感じる気もした。とは言うものの、ただみんなで沈黙してるのもただ気を沈めるだけで、

いつまでそんなことやってても仕方ない、悲惨も語ろう、で、それも乗り越えて動きだ

そう、ってことも真理なわけだけど、心からでも、がんばろう、などと気楽に言い出す

役は批判的な目にも晒されるわけで、みんな大変なのだ。


もやもやさまぁ〜ず、他局がこぞって震災特集してる時に、わが家はこっち観た。何に

もたいした事起きず、震災の話題も、政治や経済の話題もなく、馬鹿馬鹿しいこと言い

いながらただ町歩いてるだけの番組。こういうのに気持ちが救われることがある(あり

?そういうのを馬鹿国民って言うんだったっけ〜?)。




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