11/5の日記          文は田島薫

けっこう読書

土曜はブランチの後、自転車でいつものマーケットへ食料の買い出しに行ったら、いつも

買ってるエノキがきょうは大安売りだったようで売り切れてるし牛乳まで売り切れてる。

だもんで、家へ帰ってからまたすぐに、これもよく行く近所のスーパーへそれを買いに行

った。帰って来ると、間もなくサッカートヨタカップの決勝が始まるようで、シャンせん

せいひいきのアントラーズが出てる。ま、ちょっと観てやっか、ってギターかかえて遊び

半分に観てやった。で、どうやら原稿は来ることに決定したようだった。

その後、シャンせんせいつながりのもどきさんの参加してる同人誌をひと月余り前に送っ

てもらってもどきさんの文以外に読み残してあったやつを読んだ。こうした名も知られな

いような同人誌がいっぱいあって、もどきさんはじめこんなに文才ある人々が、日本じゅ

うに大勢いるんだとしたらすごいことだ、って思った。

その場運動して風呂入って、ビール飲んだ後、なんだかテレビでは日本シリーズも盛り上

がってるようだけど、スケートなんか観ながらギター弾いたり、新聞読んだり、その同人

誌の全部を読んだ。池田晶子さんに共感してイスラム教哲学に興味もった、って人のエッ

セイも、私も同じように共感した後、途中で投げちゃってるような本もきちんと読み込ん

でるようで感心したし、当人自分は人に理解されない変人だ、って言ってるけど、非常に

まともな人、だと感じた。

日曜の午後は久しぶりに図書館に行って、ドビュシーの有名なピアノ曲集やグレングール

ドのバッハや大貫妙子や仙台のマイミクに教わったグーなバンド、ソウル・フラワー・ユ

ニオンのCDと、家人のためによしもとばななや佐野洋子、このごろ私が感じてることが

タイトルになってるセネカの「人生の短さについて」その他を借りて来た。

ビール飲んで、ギター弾いて、テレビ見て、新聞読んで、ショ−チュ−飲んで居眠りして

目が覚めてから、セネカを一気読み。

忙しいことに価値を感じてるうちに人生が終わってしまう、暇こそが自分の時間、大事に

した方がいい、って、どんなに社会的有意義な地位にいる人でも例外ではない、って私も

うすうす感じていた当たり前のようなことを、たたみこむような説得力で読ませるんだけ

ど、自分の時間じゃなくて人のために使う時間のよさもあるんじゃないか、ってことも感

じたけど、それも自分の時間の中に含まれる、ってことになるのかどうか。




戻る