1/19のしゅちょう             文は田島薫

(イスラエルの卑怯について)

イスラエルはパレスチナ自治区ガザに幽閉したパレスチナ人たちに向けて軍事攻撃を

続けて1300人も殺してから一方的に停戦を宣言、攻撃はガザからのイスラム過激派

ハマスからのロケット弾攻撃への報復のためで、またそれがあった場合は報復を再開

する、と言ってる。それだけ聞けば、イスラエルの言い分に正当性があるように聞こ

えるんだけど、イスラエル側にはイスラエル人を守るシェルターが完備されてて、ハ

マスからの攻撃にもほとんど被害がないのに、ガザのパレスチナ人たちは逃げようと

しても、シェルターなんかない上、出ることも阻止されてるイスラエルが築いた塀に

囲まれててどこにも逃げ場がない。

いまだイスラエル軍は残留したままだし、幽閉された人々に対して、依然として、食

料、医薬品、その他生命線の物資供給が十分なされてないのも国際法違反したまま、

死者の数倍いるけが人の命ばかりか、一般人たちにも生命の危険を脅かしたまま、一

般人は攻撃目標にしてないと言いつつ安全と見られた国連施設に避難していた人々に

向けてさえ国際法上違法な攻撃をし、結果的に犠牲者の大部分は一般人なのだ。

そういったアンバランスな状況なのに、先にしかけたのはあっちだ、って根拠もない

言い訳をくり返すのはお互いさまとばかり、国内の報道統制で、パレスチナ側の被害

は国民に知らされないまま、自分たちの安全を確保したまま、同じ人間であるパレス

チナ人の命を軽く評価するイスラエル政府のやりかたで世界世論の支持を得ることは

どう考えても無理なのだ。

イスラエル政府よ、自分たちの保身ばかりに意識が行き過ぎてないのか、きちんと国

際法を守り、自分たちと同じ重さで「敵」の人権も尊重することが平和達成のために

最低限守るべきルールだ、ってことを忘れてないか?




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