4/13のしゅちょう             文は田島薫

(放慢政治について)

世界的同時不況の中、中小企業の倒産や労働者の失業が増大してる中、わが国の財政赤

字も年々増大して今やその額世界一で800兆円にもなってて、国民の赤ん坊から老人ま

で入れた全員がひとり頭6百数十万円の借金を負ってる勘定になる、ってのに、その政

治をしている議員や公務員の給与はほとんど減らずに、欧米の2倍の額の給与が払われ

続けてる、って実情のアンバランス。

一方、それだけの赤字国債を買ってる国民もいるわけだから、名目上でも金を持ってる

人はいて、もう一方の大多数がひとり頭実質1千万円ぐらいづつの借金を背負った形の

わりを喰ってる、ってことも言えるぐらい、でたらめ財政を国はやってるわけなんだか

ら、大企業や公務員以外の一般の労働者家庭で恒常的に金が不足してたり多少借金があ

ったって当り前のことなのだ。

国が行政改革って言ったって、自分たちのふところに関することは問題にもしないわけ

で、今回政府は、15兆円の景気浮揚予算をこれまた借金や増税で賄おうとしてるわけだ

けど、借金なしでも、もし人事院の管轄する公務員や議員や公益法人の給与を全労働者

の平均賃金か欧米並に削減するだけで年に20兆円を超える予算が生まれるのだ。

国の財政赤字がどんどん膨らむ大きな原因のひとつは、そういったアンバランスな出費

が何十年に渡って行われてる結果とも言えるわけなのだから、民主党の言う財政立て直

しの原資は無駄な出費を抑えることでできる、という主張には理があり、自民の言う無

理だ、と言う主張には、「自分らの利益優先のためには」、といった前提があるのだ。

とにかく、わが国は豊かなように見えてて、制度上欧米より劣った部分が温存され続け

ているわけで、これは、もはや政権交代しかないのだ。




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