9/22のしゅちょう             文は田島薫

(自民党の終焉について)

どうやら、自民党総裁はマンガ好きの麻生太郎さんに決まったらしい。

麻生さんの軽快なしゃべりは秋葉原あたりのオタクの若者たちに好評のようだ

けど、現代日本の若者のほとんどは格差社会の弊害をもろにかぶり、生活苦の

中にいるわけで、アパートさえ追い出されネット喫茶で寝泊まりし、いつある

のか保証のない不定期の日雇いバイトでその日暮しするフリーターも増えてる、

って言うのに、餓死する心配ない日本、ニートもそんな暮しにのんびりやれば

いい、スローライフで、なんて現状認識が全くないぼんぼん育ちの麻生さんに

政権まかせたら、底辺層の暮しがよくなることは絶望的なわけだから、支持し

ない若者の方が実際は多いはずだ。

それに、経済効果、ってことばかり意識し、不要な公共事業を量産し莫大な財

政赤字抱えても、無駄な特殊法人や天下り完全禁止といった行政改革などの意

識は薄く、必要な福祉予算などを削りつつ、まだ懲りずに、時代錯誤で一つ憶

えの数字上だけの「経済成長」を大声で唱え、何百兆円の借金を抱えながらも、

ちゃんとやれてる日本は底力がある、などとうそぶいてるマンガ論理の麻生さ

んには、今勝ち組の実業界でも不安感が多いはずだ。

このまま自民党に政権まかせたら、それこそ日本国の終焉になってしまうだろ

う、それよりかは、とりあえず自民党だけの終焉、ってことにして、ここは、

政権交代はもう時代の必然ということで、衆議院議員選挙で、少々まだ実力不

十分にせよ民主党小沢一郎さんにまかせるのが得策だろう。




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