7/31のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 64)
ウクライナの戦争は今なお継続中で、ゼレンスキー大統領もプ−チン大
統領も相変わらず、自国の軍隊の優位を主張しながら和平交渉での妥協
はありえない、って言ってんだけど、双方の大統領自身は自分の命の危
機とは無関係のことなんでいつまで続こうが今後、何十万何百万何千万
の命が失われても知ったこっちゃない、って態度なのだ。
報道では、国境を超えたウクライナのドローンがロシアのモスクワのビ
ルを壊したが死傷者はない、などと言って、ただ目新しい情報を伝えて
るだけで、危険な前線での具体的犠牲者の数などはほとんど伝えられず、
推測するだけの情況のようなんだけど、すでに1年半も続いてる戦争は
各国の報道を伝えたり受けたりする側の反応にもマンネリ感が出始めて
それは双方を軍事支援する国々の機関にとってもそのはずなのだ。
そんな中で、前線では双方の国民の若者たちの命が失われ続けてるわけ
で、毎日多くの家族たちに不幸をもたらしてるのだ。
もうとにかく戦争は終わりにしろ、って思ってる人は世界じゅうにいる
はずなんだけど、いや、この戦争はウクライナが筋を通さなければなら
ない戦争なのだ、などと呑気に言ってる評論家が多くいて、自分の命と
かかわりのない人々は、その通りなのだ、などと気取ったりしてる。
前線で命を張ってる人々は全員が、相手が悪なのだから滅ぼさなくては
ならない、って考えてるとは思えないし、だまされて戦わされたり、軍
に入ったら止めることが自力では不可能になったりした兵士も多くいる
はずなのに、そういう人々が毎日命の危機に曝されているのだ。
とにかく停戦をして双方の主張の調整は国連も関与して全力でやるのが
いいんで、そのためには、西側もゼレンスキー大統領にひとまずの妥協
も勧めるのが不幸な国民の犠牲者を打止めにする基本なのだ。
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