11/6のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 78)
昨年春にロシアのウクライナへの軍事侵攻があり、ゼレンスキー大統
領が反撃を宣言し戦争が始まり、こんなことは前時代的馬鹿現象だ、
って思ってたら、今年の秋、イスラエルのパレスチナガザ地区への軍
事侵攻が始まった。
どちらも、双方の指導者の決断の下に始まって継続してるわけだけど、
その指導者たちは、自分の側の正義を主張していきり立ってることが
共通してるし、指導者当人は戦場で戦って命をかけてるわけでなく、
自分以外の若者を戦場に送って戦わせてて、そこで命を落とす者たち
のことは、正義のために仕方のない犠牲だ、って言い切ってるところ
も共通している。
今の時代、軍事侵攻によって国土を広げよう、って考えはダメなこと
だ、ってことは国連加盟国同士の共通のルールのはずなのに、常任理
事国である米国やロシアや中国はなどは、自国の都合でそれをへ理屈
つけて無視した行動を取ることがあるので常に対立的で、ウクライナ
へのロシアの軍事侵攻を米国が撤回を主張して、ロシアはそれを無視
し、今回のイスラエル軍事侵攻にはロシアが撤回を主張したのに、米
国がそれに反対した。
戦争状態になれば、一般住民に多くの犠牲が出たり、生活インフラも
どんどん破壊されて、戦場になった国土はいくら指導者が守る、って
言っても戦うことを決めて攻撃を始めたなら、相手からの攻撃も呼び
込むわけだから、悲惨な情況になることは目に見えてるわけで、それ
が続くほど双方の被害が拡大する、ってことになるのだ。
どっかの指導者によって軍事侵攻が決断される前には、それなりの理
由があるはずで、本来は双方の外交対話で問題解決をするべきなのに、
それがうまく行かなかったり、話しがわからない相手には、こっちが
勝手に自分の方の都合のいいように強行しても、相手は従うだろう、
って不遜もある。
けっきょく、そういった強行策はウクライナのような悲惨な情況を作
るだけで、双方に痛手が生まれるのだから、軍事侵攻もだめだし、そ
れへの反撃も適当なところで納める必要があるのだ。
大事なのは常に対話対話。
ゼレンスキー大統領がプ−チン大統領を悪と決めつけるのもダメだし、
ネタニヤフ首相がハマスを悪と決めつけるのもダメなのだ。
戦争は始めてはいけないし、始まったら、各国はどちらかに加担する
のもダメで、寄ってたかって止めるのが正解なのだ。
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