11/13のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 79)
ウクライナとパレスチナ、どちらも住民の理不尽な生活環境破壊が起
こってて、それがどれほど拡大するのかいつまで続くのかわからない、
ってことでは共通してるんだけど、それについてほとんどの当事者住
民が賛成する一番まっとうな意見は、「すぐに戦争を終わりにしろ」、
ってことのはずなのに、なぜそれができないのかは、それの継続が正
しいと信じてる双方のリーダーと、それを支持する人々の声を強調す
る方が政権の政策を批判するより自身の保身になると無意識に感じて
てたり、政権が発する主張をそのまま鵜呑みにして自身で考える習慣
がない人々が多くいるからかもしれない。
当事国でも以外でもそういう連中は常に自分の生活圏の平和と自身の
生活に支障をきたさない限り、他国や離れた場所で戦争が起こってて
も自分には無関係と考えたり、正義の戦いもある、って言ってみたり、
知ったこっちゃない、ってどっかで感じてるせいなんだろう多分。
そういう連中の中にも、戦争はない方がいいに決ってる、って思って
戦地の住民たちに同情を示したり、それの支援活動をしてる人も多く
いるんだけど、やはり自分の頭で考える習慣が弱くて、すぐに、情況
を単純に捉えてしまうため、例えば、米国や西側の国のそういった連
中は侵略者ロシアのプ−チン大統領が悪で、それに反撃して祖国を守
ろうとしてるウクライナのゼレンスキー大統領は誉めたたえるべき正
義の人、って図式を信じてしまうし、一方、ロシアや中国や東側諸国
の連中なら、貧乏人を平気で見殺しにする貧富と悪徳の西側の国は、
自分らだけに大量破壊兵器を保有する権利があると言い、それを保有
しようとする国はすべて悪者あつかいして威張りながら経済制裁した
り、自国の利益のためならいつでも武力攻撃もする国でそういった国
同士の軍事同盟で、ロシアや北朝鮮を脅かす存在で、ウクライナもそ
れに加盟しようとしてたから、祖国防衛のためにプ−チン大統領は動
いたのだ、って信じてしまうのだ。
世界平和を望み自分の頭でモノを考えることができる知識人なら、戦
争が起こる原因は一方の悪行による、って単純に考えるのではなく、
その原因をよく分析し、双方に歩み寄り、双方の主張を十分聞き、終
結のために双方の妥協点を探すはずなのだ。
ニューヨークやパリやバルセロナなどで学生や市民たちがウクライナ
やガザの戦闘を停止を訴えてるようなことにもっと大多数の人々が同
感できたなら、知らずに軍事産業に牛耳られてるゼレンスキー大統領
もプ−チン大統領もネタニアフ首相もバイデン大統領も岸田首相もハ
マス幹部も戦闘を止める方向に集中できるに違いないのだ。
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