10/30のしゅちょう 文は田島薫
(戦争を止める方法、について 77)
、
ロシアもイスラエルも現在進行形の軍事侵攻をやめろ、ってことが現
在の国際問題のとりあえず最重要で最もまともな意見だろう。
ロシアとウクライナの戦争もイスラエルとハマスのそれも双方が戦う
意志を示してる点で同じかもしれないんだけど、前者はロシアが戦う
意志を示してると言うより、ロシアの占領に怒ったウクライナの方が
戦う意志をより強く示してるんであって、ウクライナがロシアの言い
分を少し受け入れて攻撃を止めれば終わる戦争なのだ。
一方、イスラエルとハマスの方はより戦う意志を示してるのはイスラ
エルの方であって、ハマスの方は長年のイスラエルからの圧制で苦し
むパレスチナ人の怒りの集積の発散であり、パレスチナ人たちに比べ
たら裕福なイスラエル人たちがパレスチナ人たちが住んでる場所に自
分たちの居住域拡大を強行してたり、パレスチナ人の人権を無視した
行動規制や差別をしてるのに抵抗を示す「ささやかな」テロに対し、
乱暴な空爆で自分らの被害の十倍返しで罪のないパレスチナ人の住居
を破壊しや膨大な命を奪ってることへの抵抗なのだ。
被害にあった関係者のパレスチナ人はほぼ全員がイスラエルに恨みを
募らせてるだろうことは想像できるし、そういった意味では、イスラ
エルのネタニヤフ首相はハマスを悪の敵で他のガザ住民には攻撃しな
いといいながら、乱暴な空爆で一般ガザ市民の多くの子どもを巻き添
えで殺してても避難したガザ住民のライフラインを断ったままで国連
の物資援助なども入れさせないでも気にしてないのは、ハマスと一般
住民もどっかで同一視してて、イスラエル住民の生活安定優先で、パ
レスチナ住民は淘汰してもかまわない、って考えてる、かつて自分等
民族がヒトラーにされたと同じことをしようとしてるように見える。
一般イスラエル住民を虐殺したハマスが悪なら、長年一般パレスチナ
住民を虐殺し続けてるイスラエルも悪なのだ。
ハマスはパレスチナの住民の環境改善を要求しても無視して圧政し続
イスラエルに対して全員死ぬまで後まで戦う、って言ってても実際に
戦い続ければ国力の差で自滅することはわかってるはずなので、テロ
でデモンストレーションして改善を要求してるのが本音であって、証
拠に拉致被害者を交換しようと要求してる。
ところが、イスラエルはとことんガザのパレスチナ人をすべてハマス
として壊滅させるぐらいの勢いで、攻撃を止める気配は見えない。
そんなそれこそネオナチのようなネタニヤフ政権の行動を支持しては
いけないのだし、理性と公正さを持ったリーダーたちはハマスとの仲
介をし、イスラエルのガザ攻撃を即刻止めるべきなのだ。
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