6/5のしゅちょう 文は田島薫
(自民党のキャンペーンに騙される人々について 3)
世界各地でテロや武力紛争が頻発し、南シナ海では中国が人工島に軍事基地作ったり日本の
領海を侵犯してるし、北朝鮮では核ミサイル開発と発射をくり返してるし、東京オリンピッ
クする日本にだってテロの不安もあるんだから、わが国は国防に力を入れる必要がある、そ
れと、株価は上がってて景気もいい、って喧伝を真に受け、他に政権担えそうな野党は当面
見あたらないし、ってわけで安倍政権を継続してもらうより仕方ない、って思ってる国民が
けっこういると見え、まだ半数もの国民が支持してるんだけど、御用学者以外の理性ある学
者たちが異口同音に指摘してる通り、これは正に爆弾を抱えた政権なのだ。
だって、テロや紛争の国際的な危機状況の原因を作ったり、それの現在進行形なのはたいて
い米国なのだし、現状の危機への対処についてのコメントは、北朝鮮への説得を米国と日本
から理不尽に丸投げされてる中国やロシアの方が米国や日本のよりもどう見ても正論だ、っ
て時に、自分らと同様、加害の歴史を棚上げした米国の尻馬に乗り、わざわざ中国や北朝鮮
その他を刺激する敵視政策に励んでて安全なわけはないのだ。一方、景気高揚に、って言っ
てすでに1千何百兆円の赤字国債を発行してて、毎年それを追加するままで将来、経済が安
泰なわけはないのだ、仲間の議員報酬や役人報酬などは国民平均の2倍も3倍も確保しつつ、
将来は野となれ山となれ、でいいわけはないのだ。
卑近の危機感やら数字データだけを喧伝し、その裏の問題点については国民にできるだけ見
せないようにしてるのに気がつかないでいるうち、政権の方は国民に内緒で自分たちの都合
のいいようにやりたい放題し、何か反対の動きを見せそうな国民は色々な理由をでっち上げ
捕まえて留置できるような法律が実際にどんどん作られてるのだ。
そんなことを言うと、例によって、状況が違う今の時代そんなことは全く的はずれな指摘だ、
などと官房長官などが言うに決まってるわけだけどだまされない方がいいのだ。
当人たちに自分の言うことに本気や善意のようなものがあったとしたら、彼らも目先の状況
の雰囲気に飲まれた者なんであって、開戦前の政治家の発言も同じパターンだったのだし、
法律が独り歩きして、それを根拠に、状況状況で政権の意向を忖度した役人が恣意的解釈を
してしまったら混乱と悲劇の一途になるのだ。
先日、過剰で不要と決定されてた大学学部の新設がその政権の意向の忖度で認可されたよう
なこと、それはすでにいくつも鳴ってるそれへの警鐘のひとつなんだから、それをきちんと
聞きとり考えた方がわれわれ国民や世界の国々に生きる未来の子供たちのためなのだ。
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