12/19のしゅちょう 文は田島薫
(わが国の教育費の乱暴、について)
わが国の所得格差が恒常化しちゃってるのをなんとか是正していかないと、経済成長どころ
か社会不安や混乱が起きるのだから、今の自民政権は早く下ろす必要がありそうだ。
格差拡大をほっておいて物価ばかり上げようとしてるのがいいはずはないんだけど、それの
問題点の象徴は、子供の教育費で、先進国では高校までの授業料から教材、ノートやえんぴ
つまで無料のそれが日本じゃ※ほとんどが自己負担だし、制服なんかがある学校じゃ、なん
だか出入りの業者が売り込んだ何万円もするそれを受け入れてるし、一般の労働者の親だっ
て1万円以上するスーツ着てる人はそれほど多くいない、って言うのに。小学生のランドセ
ルなんか、強制じゃないのかもしれないんだけど、同じように業者が結束したように、数万
円もするそれがふつうだ、かわいい子供や孫に買ってやるべき、って言って、親たちの弱味
につけ込んでるやさしさの足りないわが自由主義経済大国(?)。
最低賃金時給900円かなんかで計算されてそれで充分かも、って考えてるような政府の元で
生活する国民の半数に迫る下層労働者の家族の負担感はいかばかりだろう、なんて、そうい
った経済的に不自由ない上層企業家や政治家たちにはとんとわからないのだろう。
自由主義経済で金がある者がいくら高級品を買ったってかまわないんだけど、生活必需品に
おいて一事が万事なんだけど、生活の基盤をおびやかされるような層がいるような価格設定
や経費負担要求をゆるす社会は先進国とは言えないだろう、モノが巷にあふれてても今だ精
神レベルは後進国のまま、ってことになるのだ。
※公立の小中高の授業料は2010年に無料化したらしいけど、多くの必要経費は依然自己負担、大学は放任状況。
戻る