9/30の日記          文は田島薫



雑用で過ぎてゆく休日


先々週の週末の夜、長野から帰って来た時に、15年ぶりぐらいに知人の女性から留守電

が入ってて、何事かと思ってかけてみると、その夫が生まれ故郷へ戻って税理士事務所

開くんで、そのチラシデザインをやってもらえないか、ってことだったんで、メールで

データのやりとりだけなら、ってことで引き受け、先週の木曜にキャッチフレーズと似

顔イラストを少し考えたデザインを送ったら喜んでもらえた。

昔、大量の作業が必要な仕事を徹夜で少し不本意な気分でやってた時の反動なのか、ど

んな小さな仕事もありったけの時間使って全力でやれることがうれしい、ってような気

分の昨今、土曜日は大仕事を成し遂げた後のようなしあわせ気分だった。

家人と午前中の家事をこなし、昼食後、長い歯磨きやって、ちょっと新聞など読み、ふ

たりして自転車で食料の買い出し出かけっか、って自転車出そうとすると、前輪のタイ

ヤがペチャンコになってる。おっと、パンクか?ってとりあえずバルブのムシゴムを見

てみると、ない、じゃ、って新しいそれをつけて、差し込もうとすると、どうやらとれ

たゴムが中でひっかかってる模様。アイスピック状のもんつっこめば取れたはずなのに、

とりあえず、タイヤからチューブはずしてから同じことやって、また元に戻すだけで、

たっぷり30分かかった不器用さ。で、遅れての出発、マーケットを3軒はしごして、ど

っちが何十円安いなんてことに時間つぶして帰って来たらもう夕方。その場運動してか

ら風呂入り、出たらビールと晩飯、テレビ見てショ−チュ−飲んで居眠り。

翌日の午後は少し有意義なことしようって昼食後、例のこわれたサンダルに皮つける作

業、先週買ってきてあるモクネジをねじ込むのを、一足計12個やったら、手のひらに豆

ができかかるは、1時間半ぐらい過ぎてる不器用さ。

さて、遅くなっちゃうから、って家人とふたり自転車で図書館に向かおうとすると、家

の前に向かいのおやじさんがひさしぶりに出て来てて、あいさつかわした後、そばに咲

いてたオシロイ花についての講議を始めたもんで、20分ほどつきあってからやっと出発。

図書館で本を返し、1Q84の下巻はきょうもなくて、熊谷守一と岡本太郎と家人はよしも

とばななと英国の本など借りてから、駅前のデパートへ移動、追加の座ぶとんカバー1

枚とガラスの醤油さし(ずっといろいろ探してて、やっといいの見つかった)買って帰

ってきたらもうビールと晩飯の時間。ギター弾きながらきのうコンビニで買ったするめ

でショーチュー飲んでテレビ見てるうちに睡魔が…(こんな生活でいいのかどうか)。




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