8/5の日記          文は田島薫



雨の日は日曜ジミヘンドリックス

7月はずっと猛暑だったりゲリラ豪雨だったり、8月になって天候も少しおだやかにな

ったようなんだけど、それでも30度超えの日々。日曜もそんな晴れの天気予報だった

のが、昼食をして午後んなると雨が降り出した。

テレビはなんだか漫然としたバラエティやってて、おっと、こんなの観ててちゃしょ

うがない、ってことで、ケースからストラトを出してアンプにつなぎ、ジミヘンのマ

イナーチューンアルバムをかけて一緒に同じ音(のつもり)を弾き続けた。

図書館で借りてた本が読み切れずに昨日パソコンで借り出し延長したんだけど、家人

が借りたよしもとばななだけ予約が入ってたため、きょう返しに行かなくちゃならな

いのに、外は雨。止むまでジミヘン弾いたり村上春樹の軽いエッセ−読んだり家人が

入れたコーヒー飲んだりした。

雨が止むと、家人と自転車で図書館へ向かった。2册返しただけで、まだ家に10册ぐ

らい残ってるんでもう借りなくていいんだけど、家人が以前借りたよしもとばななの

小さいやつを読み直したいとこがある、って借りるらしいんで、ついでに、私もジャ

コ・パストリアスの本とボーカルがうまくなる、って本を借りた。

帰って来て、テレビつけると、30年ほど前に鈴木さんって人が作った素朴なドキュメ

ントタッチのドラマ、スペインに渡って地元の色んな家族ん中入って、いっしょに仕

事を手伝ったりして色んなことを学んで行く、って若い女性ピアノ調律師の話を観た。

素朴な人々の暮らしと素朴で真摯にがんばる若い女性の姿が淡々と続き、スペイン、

アンダルシアの風土と、素朴なフラメンコのギターが流れるのを思わずずっと観てし

まい、その間は私もジミヘンはお休みしてガットギターを弾いた。

ドラマが終り、やれやれ、ってことで、ジミヘンが復活。

ビールと晩飯、もやもやさまぁ〜ず観ながら、ショ−チュ−飲んでジミヘンギター。

だんだん私は眠くなる。一寝入りしてから復活後は歯磨きして新聞を読んで、少し理

性を取り戻す(取り戻してへん取り戻してへん日曜じみへん)。




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