4/15の日記          文は田島薫



花粉症ハクションセッション

先週の土日が風雨の影響で外へ出られなかった、ってこともあり、今回の日曜ぐらい

はどっか出かけっか、ってことで家人と相談。有楽町でケン・ローチ監督の新作やる

ようだからそれ行くか、って家人主導で仮予定してたんだけど、どうも日曜に浦和レ

ッズのゲームがあることがわかり、映画は延期、ってことになった。それに日曜は花

粉が多い予報だったんで花粉症の私にとっては却ってさいわいだった。

それにしても、朝から目はかゆくてしょぼしょぼ、鼻はつまるしくしゃみも連発、サ

ッカーが始まる3時までに自転車で図書館へ行くのに、帽子にマスクにサングラス。

でっかいピカソを返してマティスと家人が好きなボナールのでっかい画集、杉浦日向

子その他、家人のために阿川佐和子などを借りて来た。

レッズとベルマーレのゲーム、決まらないシュートやしつこいプレッシャーに悩ませ

られた気分だったけど、1ゴール後は調子も出て、少し余裕でエレキギターとベース

をセットし、家人とセッションやりながら観戦。2.0でレッズの勝利。

ビール飲んで夕食済ませ、ショーチューすすりながら、レンタルで100円で借りて来

たボブ・ディランを素材にした映画「アイム・ノット・ゼア」を観た。

ボブ.ディランの多面性を5人の俳優によって再現する、ってアイデア作品で、私生

活や少年時代など映像記録のない部分も、見なれた映像記録そのままに再現する部

分との親和性(?)の錯覚でリアリティを出す、って企みのようだった。それにして

も女優のケート・ブランシェットが演じるボブが一番そっくりだった、ってとこも、

この映画のテーマ「私はそこにいない」を強調する仕掛けだったのかもしれない。

ちょっとまったりした気分を変えるために、またギターに電気入れてセッション。っ

て言っても、はずれるベースランニングとコードを時々、スローにして合わせるヘタ

ヘタ花粉症セッションハックション、それほど乗りはよくない。




戻る