10/7の日記          文は田島薫



貴重な時間の過ごし方


先週の金曜の夕方は家人の兄貴が来て酒宴した。今までいつもご馳走になってるし手ぶ

らでいい、って言ったのに高級そうなワインやチーズなどのつまみも沢山買って来たん

だけど、サンマや豆腐納豆や焼そばなんかを用意してたもんで、ビールの他に飲み物は

ショーチューってことにもなり、そういった高級食材の方は後で全部私がいただかなく

ちゃならない、って非常に残念なことに(どこがだ)。普段の仕事の他、ここ何ヶ月も

毎週のように長野の母親の看病や葬儀に大忙しだった兄貴も少し時間ができてほっとし

たようで、3人で楽しく盛り上がった。

土曜日は1日雨模様。前日にちょっと飲み過ぎだったんで酒を抜き、読書などで静かに

過ごし、元気いっぱい日曜はストラトキャスターをアンプにつなぎ、ジミヘンと合奏。

夕方、自転車で駅近くまで行っていつものマーケットで魚なんかを探そうかと思ってた

んだけど、2日分だけだし時間ももったいないから近所のスーパーでいっか、ってこと

でそこへ、家人とビールや魚なんかを買いに出かけて帰って来たら、お茶を買い忘れた

ことに気づき、また出かけたもんで、やっぱり時間は使うサダメのようだった。

さて、もったいない時間は有効に使わなくちゃ、ってことで、庭に出て、家の裏手に植

えたおぼえがないのに何本も育っちゃったケヤキもどきの伸びた部分を切ったりしてた

ら、小1時間で大量の切り枝の山ができた。

夜は、時間がもったいない、って言うわりに、ビールや食事やショ−チュー飲みながら、

もやもやさまぁ〜ず3時間半スペシャルバージョン、なんて、ただ芸人と女子アナがい

ろんなとこ散歩するだけのど〜でもいいテレビをだらだら見たんだけど、その間じゅう

とその後も寝るまで家人は、私の古いセーターを2枚も3枚も毛糸で穴をふさぐ作業をし

てくれていたし、私だって、ぼーっとしてたらわるい、ってことで、時々熱心にストラ

ト弾いて練習したり、新聞や熊谷守一の本読んだりしてたから、ま、いっか(?)。




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