3/19の日記 文は田島薫
初彼岸で大騒ぎ
茨城のおふくろのところに来てるんだけど、きのうは、地域組合の人々が、親父の初彼
岸の焼香に来る、ってことになってて、花と花瓶や祭壇のセッティング、香典のお返し
や、お茶やお茶菓子なんかも地域の風習に合わせて用意、それと、おふくろの話では、
家でみんなで焼香した後、近所にある墓まで移動してそこでも焼香すんだ、って言うも
んで、なんだか大変だな、と思いながら、言われるまま、外にお浄め用の小さなテーブ
ルだしたり、後、塩と、手洗いの後タオルの用意もなどと言ってる中、組合の人たちが
来る前に私が先に墓へ行き掃除を済ましておく、ってことになり、そういや、入骨の時
墓に置いたままのお膳はどーすんだ?ってことで、こりゃ、近所の親戚に聞いてみよう、
って電話してみると、頼りの奥さんが出かけてる、ってことで、じゃ、って他の家へ電
話して聞いてみると、お膳の方はそのままでいいんだけど、組合は墓には行かない、っ
て言われ、納得しないおふくろは、向いの家の友だちにまた聞いて、やっぱりそういう
ことで、おふくろの勘違いということのようだった。
じゃ、ゆっくりできてよかった、って、元気でも一応病気のおふくろはパジャマのまま
でくつろいでたんだけど、そろそろ着替えをしとこうか、って言ってると、電話して出
かけてる、って言われた親戚の奥さんが来た(出かけたのはうちへか)。で、入れ代わ
りにこっちも電話した向いの友だちととなりの奥さんがふたりで焼香に来た。こりゃ、
ひょっとすっと催促しちゃった感じか〜?ま、いっか、って香典いただいちゃって、応
対してるうちにこれも入れ代わりに組合が来て、けっきょく、おふくろはずっとパジャ
マのまま。組合の人々は、彼岸で来るのはほとんど奥さんばかりということで、10人ぐ
らいの全員と友だち感覚のおふくろはご機嫌で、パジャマ姿であぐらかいたまま病気経
過をお笑い仕立てにして独演会、けっこう笑わせてた(笑われてたのか?)。
午後になると、妹が娘とやって来て、晩は妹が仕込んで来て調理した豚のしょうが焼き
とホッケとビールで酒宴。やっぱり、ふつうに飲むのは妹と私だけなんだけど。
戻る