10/17の日記          文は田島薫

近所を行ったり来たり

寒くなって来てコタツまで出したのに、夏が戻って来たように暑い日曜は、ちょう

ど月1の資源ゴミの日で、先月は出すの忘れたもんで、私の飲んだビールの空き缶

がたっぷり溜まり、ユンボーに積んだら段ボール類を積めなくなり、さいたまのわ

が家から行くゴミ集積場までの倍以上の距離(たいしたこたないんだけど)をTシ

ャツ1枚で汗かきながら2往復した。

段ボールだって、台所の裏にあったのを、せっせと束ねたのは私だ(だからなんだ

ってんだ)。空き缶運ぶ途中で道路に落ちてた空き缶を拾ったのも私だ(だからな

んなんだ)。今週末にさいたまに帰ろうと思ってることもあり、各部屋の掃除を少

しすみっこまでやったのも私だ(だからなんだ)。


夕方は近所のコンビニにママチャリでビールと卵などを買いに出かけると、夕陽が

まだらに集まってる雲に当たり逆光に輝いてたり、森の木立がシルエットで並んで

たり、外がなかなかいい絵になってる。筑波山も雲の影と陽に照らされて光る山肌

のバランスが美しい。道横の畑は黄色に輝きこれも美しい。向こうの方にも同じに

黄色に輝く畑が沢山点在し、普通の緑や茶の畑といい色のバランスを見せている。

ところで、この黄色の畑はなにを育ててんだろ、ってよく見ると、やせ細って小さ

な枯れた粒は枝豆だった。

病院へ行くバスから見える畑も、かつて栗林だったのが、白菜らしいのが一面植わ

ってんのを見たんだけど、うわさでは収穫直前の栗林が台風で全滅した、って聞い

ていたし、放射能の影響だってありそうな中、このあたりの農家も部外者が、きれ

いな景色だね〜夕陽に栄えて、なんて言ってるの聞いてる場合じゃないんだろう。

しかし、自然とともに生きるって中には、人間にとって、具合のいい時もわるい時

も当然あるわけで、多分、根からの農民は自然を恨むなんてことはしないで、あり

ゃりゃ、畑が全滅だぜ、や〜、しかし、いい色してるね〜きれいな黄色が、って言

うかも(言わないか〜?)。




戻る戻る