5/10の日記          文は田島薫

法事や仕事やらの休日

ゴールデンウィークも忙しかったんだけど、けっきょく、下請けの弱い立場の仕事やって

る人(私のことだ)は、ふだんはヒマなくせに、昔からたいていこういった連休の周辺の

時だけは仕事が集中する、ってパターンがよくあった気がする。

とは言っても、さすがに不況、いろんな仕事が重なる、ってわけでもなくて、今回は去年

からやってるギャラのとっても安い業界記念誌のレイアウトの遅れに遅れた追加原稿やら、

修正の修正の修正やらを月曜の朝までに、って急がされる土曜の午後と日曜の午後。

しかも、日曜の昼過ぎには亡くなった叔母の3月にあった葬儀に続き49日かなんかの神式

の法事に呼ばれていて、市内の家へ夏日の気候の中をスーツ着て歩いて出かけた。

冠婚葬祭にはあまり積極的に参加しない私でも、直接つきあったことのある当人が亡くな

った葬儀のようなものにはこころから参加するのだ。

今回のは茨城にいる高齢の親父の妹で、もう何十年も会ったことはなかったんだけども、

子供のころに、よく遊びに行き来してた家で、行ってみたら、昔見てた家の長さがだいぶ

短くなっていて、となりが駐車場に変わっていた。

神主の神事の後、墓までみんなで行きまた神事をして食事して帰って来る予定のようだっ

たんだけど、私は家の部だけで帰らせてもらうことを前もって伝えておいたもんで、その

通りにし、わが家を出てから神事して戻るまで計1時間半で済んだ(こういう言い方もい

かがなもんか)。

で、帰ったら、ずっと夕方までその急がされ仕事やり、その場運動やり風呂入って、ビー

ル飲んで新聞読んだら、充実してたような忙しいだけのような一日の終わり。




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