2/22の日記          文は田島薫

スクータ男久々の来訪

週末に、大学教師である友人のスクータ男からメールがあり、日曜の夕方にわが家へ寄る

「かもしれない」と言うので、りょうかいして、メシの用意しとく、って返信しておいた。

日曜はいつもより早めに風呂の用意して入り、入れ代わりに家人が入った4時過ぎに、玄

関にチャイムと怪しい人陰が見え、開けると、ヘルメット持った当人が立ってて、なんだ

このボロ自転車は、って私のマウンテンバイクをからかっていた。後で聞くと、スクータ

の他に最近自転車を始めて、どうも新しく買った自分のそれがうれしいようだった。

彼は去年の秋、大学への通勤途中スクータで接触事故に会い、肩を脱きゅうしたのだが、

最初に行った骨折医がその診断を誤り、骨をはめこむ処置をしなかったため、その後行っ

た病院ではボルトを使った手術をしなけりゃ直らないと言われ、たいした痛みもないし、

機能的にも支障ないんでそのままにしてるんだと、そのかわり、片方の肩のところが妙な

形に突起した状態になってるのを見せてくれたんだけど、機能に問題ないならそのままで

いいよ、って賛成しておいた。

彼にも風呂入れ、夕食の焼きシャケや、とろろ納豆、小松菜のおしたしなどを出し、ビー

ルは飲むか聞くといらないと言うので、私だけ飲みながら、近況やら、かかわった中国人

留学生や、ペルーからの出稼ぎ労働者の話やらの他に、私のおやじが知人に貸したままに

なってる土地権利書についての意見をもらい、予想外の危険性を孕んでることに初めて気

がついたので遅蒔きながら対策をすることにした。

10ヶ月ぶりぐらいに来て、うれしそうに乗って話のつきないスクータ男に学者らしい有

効なアドバイスももらいながら、11時ごろになったんで、明日家人が早いからもう帰れ、

って追い立てて帰らせ感謝のしるしに代えさせてもらった(代りにならないか〜?)。




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