2/15の日記          文は田島薫

バンクーバー冬期オリンピックプラス

土曜は天気予報ではくもりなのに朝からずっと冷たい霧雨が降り続いてて、こたつ入って

バンクーバーの開会式のテレビライブを見た。

会場のグランドと天地に引っ張り上げたり落としたりする巨大な布をスクリーンにした、

ハイセンスで色彩豊かな映像を展開する演出は見事で楽しめた。

午前中、自転車で食料の買い出しに出かけた時の寒さったらなかったもんで、もう外へは

出たくなかったんだけど、図書館の本の返却日では仕方なく、テレビの後、またかじかむ

手で自転車のハンドルを握って出かけ、本を返し、また新しい本などを10点ばかり借りよ

うとしたら、1点未返却があるから、9点しか貸せません、って言われ、そんなはずはない、

さっき全部返したはずだ、と言い、念のため確認はすると言って10点借りて寒さの中家へ

戻り、テーブルの上見るとしっかり1册置き忘れてあった。だもんで、図書館までの寒風

移動、目出たくもうひと往復が追加になった。

日曜は、上村愛子選手のモーグル決勝を見た。

メダル取れそう、ってマスコミで大騒ぎして国民の注目を浴びプレッシャーも大変だろう

なと同情しながら見てたんだけど、長野やソルトレイクシティでの時よりも難易度の高い

演技をすべての選手が何年間も猛練習し、だれもがメダルを狙ってるわけで、精一杯やっ

て4位、ってこととメダル取ることとの差はほんとに微少なもんだろうと感じた。

こたつ入って楽しながらながめるわれわれに、メダルはかたいな〜、などと期待されたり、

あれ4位かよ〜、なんて気軽に残念がられちゃ、選手当人はご立腹のはずだろう。決勝に

残った20人のうち20位だとしても世界でベスト20のひとりってことなわけだから。

夜はサッカー日本代表の東アジア選手権、対韓国戦の大敗ゲームを見た。

こっちも、おいおい、弱いなー下手だなー、って気楽に言っちゃだめなんだろう、日本代

表は日本で一番サッカーのうまいエリートの集団なのだから、そんなに言うならわかった、

じゃ今度はお前が代りにやってみろ、って言われるおそれがある。




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