2/8の日記          文は田島薫

じょーじで飲み会

尾形歌人と共通の友人である美人ライダー
から忘年会や新年会の誘いがあったのに、忙し

い歌人のスケジュールが空かずなかなか実現できなかったところ、きのうの日曜にこれま

た共通の友人である美人建築家の友人の友人が吉祥寺で個展をやっててそれに出かけるか

らそれに合流しないかって誘いが前の週にあって、歌人も大丈夫そうなんで、私と家人も

出かけてみっか、ってことにして、3時半をだいぶ過ぎて家を出た。

ギャラリーのホームページを見るとその個展の初日ではなかったんで、オープニングパー

ティってことでもなさそうだから、会場で集まってからどっか居酒屋に移動するんだろう、

って思ってたんで、30分近く予定の時間より遅れて行ったわれわれのことを待っててくれ

ないかもしれないな〜などと思いながら会場に着くと大勢でパーティやってて、尾形歌人

と美人建築家の顔も見えんだけど、誘いの張本人である美人ライダーが欠席してた。なん

でも急に子供が熱を出したそうだった。

個展の作品は安井賞の作品などに見られる傾向の画風で、現代のイコンといった感じの繊

細でなかなか味のあるものだった。画家当人に聞くと数十点ある作品を全部半年で仕上げ

た、っていうから、たいしたもんだと感心した。

そこで都心にある寺の令嬢出身で歌人の古い知人でもある女性やユーミン似の女性も美人

建築家から紹介され一緒にビールや日本酒を飲んだ。

お開きが7時ごろだったんで、私の友人がやってる同じ吉祥寺のロックバーにちょっと行

ってみないか提案したら、女性陣全員大喜びだったんで向かった。

この店は20年ほど前に開店して、そのころのパーティで当時酔っぱらいだった私は大はし

ゃぎしてバカラのコップを3つ4つ割ったらしく、それ以来出入り禁止を言い渡され、店以

外では会ったりわが家へ遊びに来たりしてる友人も、私が店へ行くと顔を少しひきつらせ

ながら「き、きちゃいけない、っていっただろ」などと今だに言うとこみると、彼のトラ

ウマの大きさがわかるのだったが、さいわいというかあいにくというか、その日当人は10

時出勤の予定だということで、料理長の奥さんがにこやかに迎えてくれ、今や紳士である

私は上品に2時間弱みなで談笑し、歌人リードのもう1軒はしごの誘いもきちんとパスして

家人と帰宅の途についたのだった。




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