11/28の主張             文は田島薫



(国民の寄生虫について)

我が国の財政赤字は700兆円あるってことはわかってたんだけど、郵便預金や

郵便保険から財政投融資によって特殊法人に流れて累積した特別会計という名

目の赤字がさらに360兆円もあるってことはあまり意識にのぼらない人も多い

んじゃないかと思う。

小泉自民党は行政改革行政改革って謡いながら、そういう特殊法人は一部、独

立行政法人に名を変えただけで、相変わらずわけのわからない許認可の仕事を

したりして、何もしない天下り役人を抱え込んで、国民の金を食い続けている。


天下り役人はたっぷり退職金やら年金をもらった後で、また形だけ再就職し、

1例では、そこからまた2000万ぐらいの年収を得、5年ごとに他の特殊法人に移

る度に多額の退職金を得、10年ほどで定年後の総所得3億ぐらいになるそうだ。

そして、特殊法人そのものも、その必要性を十分チェックされないまま、それ

に関わる人間たちすべてにとって、民間企業と違ってリスクのない自己利益追

及と保身の場になってしまっている現実があるのだ。


そんなおいしいシステムを彼らは簡単に手放す気持にはなれないだろうが、結

局その運用がほとんどすべて国民の金から流用されてるわけだから、そういう

状況はなくさなければ国民が納得するわけはないのだ。


公務員といい、特殊法人といい、この国では国民の半数以上が低所得と高税金

で苦しんでいるっていうのに、財政の赤字がどんどん増大し続けてることも、

無関係とばかりに結局、税金から出るところの高給を受け取り続けている現実

を政治家どもも同じ穴のムジナで、ほとんど無視し続けているのだ、これの問

題点をはっきり指摘したのは、政治家では私の知る限り小沢一郎だけだ。


もし自分が貧困システムに突き進んでいると感じるなら、その認識をしっかり

持ち、いつでも政治家に訴える準備はしておこう。




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