10/11のねこさん 文は田島薫
ねこさんたちの歓迎の仕方
先週土曜の夕方、4日家を空けてた家人と私が帰って来ると、ねこさん
たちが喜んで迎えてくれるかと思ってたら、家の前の道路にいたパネは
こっち見てから、不審そうな顔して、家人が近づこうとすると、ゆっく
りと2メートルばかり歩き去ってから、毛づくろいなどしている。
家の方へ歩き出すと、奥からニケが少し鳴きながら小走りにやって来た
んで家人がなんか言いながら玄関までいっしょに歩きおやつをやってる。
まもなく、2軒分ななめ前のねこさんの世話頼んでおいた家にお礼の煎
餅持ってふたりで歩いて行くと、パネとニケがついて来た。
ニケはピッタリわれわれにくっついてるのにパネは少し行き過ぎた電柱
の陰で待った。戻る時、わが家の奥の家のアプローチからバットが小走
りにやって来た。
ここの家のおばさんたちはどこいったんだ。ここんとこ、なんだか見な
れない人がごはんくれるんで変なんだよな、ま、ごはん食えるならだれ
からもらってもい〜っちゃい〜んだけど、どっか行くんなら、行くんだ、
ってことをちゃんと伝えてから行ってくんないとな〜、もっとも、伝え
てくれても、ぼくにはわかんないかもしれないんだけど、じゃ、しょ〜
がね〜じゃね〜、なんてことを毎日考えてるつ〜と、あれ?いきなり、
おばさんが立ってるみたいだぞ、いかんいかん、ぼくは頭が変になって
見えないものが見えてしまったのかもしれない、ちょっとおちつこ〜、
あっち行って。ど〜もほんとに帰ってきたよ〜だね、でも急に喜ぶとあ
いつみたいにかっくわり〜から、ここはクールに行こ〜