2/2ののらねこ 文は田島薫
今朝はクボセンセーが自宅に届いた不審な下水パイプ掃除の請求書を消費者センターへ持って行くというので私が早番で出勤した、
朝1のシャンさんが、やっぱり朝1で来たバットマンにエサを出したそうだった。
ほんの少し食べるまねをしてから、愛想もなく帰ってったらしい。
まだらのグループはまだらとブラウンがたまに顔見せるだけで、つーとんは全く3階のわれわれのところへは上がって来なくなった。
下で寝床とエサが満たされたので、もともと不精な上に体も重くなり、足が遠のいた
んだろう多分。
それに比べ、バットマンはフットワーク軽く、最近は日に2、3回やって来ることもある。ドアが開いてるとどんどん事務所ん中へ入って来るんだけど、先週はドア閉まってるのに
入って来て、部屋じゅうわがもの顔で歩き回ってるので、どっから入って来たのよ、と
首かしげながら、机の下へ入って行って書類の山くずしたり、スキャナーに飛び乗ったり
する体を持ち上げて、部屋のまん中へ戻していた。
一通り探検して満足したらしい彼を出口までご案内してドアを開けてあげたら、ひとりで出て行った。
どうも少し開いてた窓から入って来たらしいことがわかったんだけど、そのままにしておいてしばらく忘れていたら、いつの間にかまた入って来てて、ちょうどかけていた
軽快なロックンロールのリズムにピッタリ合ったテンポで歩き回っていた。
また出口までご案内してから、今度は窓を閉めさしていただいた。