3/30のねこさん       文は田島薫

パネがいた


パネが夜ごはん食った後、どっかへ行っちゃった、って家人が

騒ぎながら窓から双眼鏡で探してたら、やっと見つけたようで、

私に双眼鏡を渡すんで言われた方を見ると、家の前のうす暗闇

の中、完成間際で、玄関前の流し終えて乾かしてるコンクリの

まん中に渡した板の上に置かれた毛布の上に丸くなってた。


この頃暑苦しい感じのいつもの箱ん中より、こっちにい〜場所

見っけたよね、ぼくは、ほら、広々してて、ここの前を通るい

ろんなもんをながめながらうとうとしたり眠ったり、ベッドも

柔らかくてい〜感じだし、も〜、ここに住んじゃおかな、あっ

ちの箱の方はたまに帰ればい〜んじゃねの、ってことで。


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