6/5の日記          文は田島薫



フランスでドタバタ日本人観光客


先週の木曜午後、ねこさんたちの世話を近所の奥さんに頼んで、家人と2人そ

れぞれバックパック1コだけ背負って、羽田へ向かった。

海外旅行が大好きな家人のリードで、フランスのヴァンスにある、マティスがト

ータルデザインした小さな教会を観に行くことにして、何ヶ月も前からなるべく

安く済むように予定を立てて検討した結果、ベトナム航空のベトナム経由の便で

行くことになったのだ。

ハノイからパリ行きに乗り換えて、ドゴール空港に現地時間の朝7時に着き、一

番端っこにあるローカル航空のロビーで時間で午後2時ごろ出発し、ニース空

港に3時半ごろ着き、そこからバスを乗り継いでヴァンスの南にある村まで行く

んだけど、乗り継ぎのバス停でバスの到着時間までバス停の確認を兼ねてあたり

を歩いてたら、到着予定時刻の15分も前に1時間に1本のそのバスが私の前を通

り過ぎて行ったんで、次のバスにしようと時刻表を見たら、まだ夕方4時なのに

そのバスが最終だった。

車は通るんだけど人も通らない森のような何もない場所で、タクシー呼ぼうかと

バス停の名前でマップ検索して見ても出てこないどうするか焦ってると、そばに

あったゴミ収集ボックスに来た老夫婦に聞くと、5分ぐらい坂道を下って行くと

町があってバスも出てるはずだ、って言うんで行くと、開いてるのはパブぐらい

の小さな町で、もう5時も過ぎてるし、そばにいた若者にタクシー乗り場はある

かとか呼んでもらえるか聞くと何や携帯でしばらくもめてた後、そこに来てくれ

る、って事で待ってると、タクシーじゃなくて別の若者が自分の車でやって来た

思ってたより遠くなくて20分ほどでBBの前まで運んでくれ、途方にくれてたと

ころを助かった感謝と興奮で、持ってた95ユーロの現金を全部渡しちゃえ、って

家人が盛んに主張してたんで、20ユーロだけこっちにもらう、って言って残りを

渡したら、若者は大喜びで帰って行った。

ロフトにベッドのあるキッチン付きBBの部屋でシャワーを浴び、荷物の整理し

てからあたりを2人で歩いたら高台の道の左側は盆地のようになって、向こう側

の小高い丘の上や山肌に沿って沢山の白い古風な家が立ってるのが見える。

古風な家並みを抜けて小さなスーパーへ行くと8時で閉店してたんで、レストラ

ン探したら、地元の家族がワイワイしてるオープンテーブルのピザ店しかなかっ

んで、それとサラダとビールを注文すると巨大なそれらが二つの大皿に乗って出

て食いきれないんで、帰りに包んでもらった。

翌日は野菜ゼロのハムとチーズと巨大パンのBBの朝食を食ってからスーパーへ

行き、野菜や魚の缶詰や卵やビールを買い込んで帰り、前日のピザとサラダを弁

当に持ってマティスの教会へのバスもあるんだけど、歩いて行くことに。

1時間40分で歩ける、って聞いたんで、余裕持っても12時までには着くだろう、

って車ばかりが通る山道の辻ごとに止まってはスマホで確認したり、出会った人

に聞いたりして行くと、着いたのは2時半過ぎだった。

教会の受付で入館料を払い、マティスの素描のある部屋や、マティスデザインの

椅子やステンドグラスや壁画や照明のある礼拝堂を眺めのんびりしてると、帰り

はバスにしようとして、そのバス停と最終時刻を館内にいた婦人に聞くと、大雑

把なバス停の位置と最終が4時25分だと言うのに、今すでに4時になってるもん

で先日の記憶が蘇り、のんびり絵葉書の物色してる家人を急き立て、小走りでバ

ス停のかなり手前を過ぎた時、そのバスが目の前を通り過ぎて行った。

もう、歩くかタクシーでいいや、って覚悟して、水を買いに、バス停のすぐ手前

の巨大スーパーに入ると、家人がのんびり雑貨の物色してるのをまた急かし、そ

この倉庫脇の石段に腰かけ遅い昼食を食い、念のためにバス停の時刻表を見に行

って見ると、まだ本数はあったようで、ちょうど向こうからバスが来た。



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