8/22のねこさん       文は田島薫

腹ぺこウッド


2階の台所で私がランチを作ってると、となりの居間にいた家人が、

2軒となりの中森(仮名)さんちの玄関前にウッドが寝そべってる、

って言うんで、じゃ、ごはんやって来いよ、って言って、家人が下へ

下りようとしたら、いなくなった、って言うんで、ランチ後に事務所

へ来て、それを思い出し、外へ出て、ウッドがいることがある、なな

め向いの家の脇のすき間をのぞいたら、そこの向こうのなんかの台の

上に彼はいたんで、ごはん持ってってフェンスのすぐ向こうに置き、

そこを離れてふり返ると、もう来て食ってる模様。


いやいや、腹へっちゃったね〜、あっちの家には多分あいつらの食い

残しがあるんだけど、涼しいから、あいつらみんな庭にいるんで、だ

めだな〜、あん中にぼくを思いっきり嫌って追っかけるやつもいるか

らな〜、じゃ、も〜少しあっちでだれもいなくなるのを待つかな〜、

つってじっとして、も〜、きょうは食えないのかな〜、ってあきらめ

かけた時、お、あの人がこっちのぞいてから、ごはん持って来て、食

え、ってか? そ〜お、じゃ、いただきます〜


戻る