3/7のねこさん       文は田島薫

うっしー目で訴える


わが家に居着いたねこさん4人の他に同数ぐらいひんぱんに顔出すよそも

のねこさんがいるんだけど、小さなウッド以外は追い払うことにしてるら

しいニケも、気の強いよそものくろを持て余してたりする中、温厚そうな

うっしーにはさかんに声を上げるんだけど、うっしーの方はだまってそば

でつきあってることが多く、先日も私がニケに、やめな、って言ってんの

に声上げ続けてるニケごしに私を見てる困り顔のうっしー。


あ、あいつが怒りながらこっち来るね〜、めんど〜だから退散してもい〜

んだけど、こっちが弱気んなって逃げたんだ、って思わせちゃうと、ます

ますあいつをずにのせちゃうことんなるから、ここはちょっとじっとして

ることにすっかな、あ〜、うっせーね〜、ぼくはべつに君とけんかするつ

もりはなんだから、落ち着いたらど〜だい、つって目で訴えてるんだけど、

こ〜ふんしてて、だめだね〜、あ、あの人が来て見てるよ、こいつを叱っ

てくれてるみたいだけど、聞かないね〜、こまったもんですね〜、って目

であの人に訴えてみると、お、わかってくれてるね〜


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