思いつくまま、気の向くまま
  文と写真は上一朝(しゃんかずとも)


シャンせんせいのガンリキエッセー。
シャンせんせい、いつも平常心です。




きょうもひぐらし




やいさくら

咲きやがったな ちきしょうめ

うぬがおかげで

きょうも ひぐらし


江戸狂歌か あるいは明治か。

庶民は仕事そっちのけで桜見物。

己の怠慢をさくらのせいにする。

のどかなものである。


落語「花見の仇討」のまくらによくつかわれる。

あの、美男ではないが苦み走った8代目可楽をおもいだす。

だみ声の早口… ああいうのを江戸前というのだろう。


お上は、桜見物まかりならぬと息巻いているが、

どっこい庶民は、きょうも ひぐらし。。


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